二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【薄桜鬼】凛とした華
日時: 2011/04/07 08:06
名前: 悪魔ビビ (ID: FbaZhPAX)
参照: http://www.kakiko.cc

 
 はじめましての方、おなじみの方、どうも☆悪魔ビビです!!
 最近、薄桜鬼にハマりまして書こうと思います。
 
 **ちゅういじこー**
 +オリキャラ中心
 +原作ほぼ無視
 +キャラ崩壊の可能性大
 +荒らし、中傷等お断り

 以上の事を守って下さいm(_ _)m
 意味不明な小説になると思いますがどうぞよろしくです!!

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Re: 【薄桜鬼】凛とした華 ( No.2 )
日時: 2011/04/07 08:56
名前: 悪魔ビビ (ID: FbaZhPAX)
参照: http://www.kakiko.cc

 序章

 「血ィ・・・血をくれェ」
 「うるせぇな・・・黙ってろ」
 血が辺りに飛び散る。俺は刀に付いた血を払う。今日は満月、多分こいつらは新選組の羅刹隊だろうな。ったくめんどくせぇ・・・今度からそんなとこで働くのかと思うとやる気出ねぇな。立ち去ろうとした俺の背中に刀が向けられるのが背後からでも分かる・・・しくじった。
 「動くな、動けば切る・・・」
 「ハッ、おめぇに俺は切れねぇ・・・よ!」
 「くっ・・・」
 俺は素早く刀を抜き俺に向けられていた刀を弾いて走り出す。声からして・・・三番組組長の斎藤一だな。厄介なことになったなぁ。まぁ夜って事が幸いか・・・背中を取られるたぁ俺もまだまだだな。


 「斎藤!・・・これは」
 「すみません副長。取り逃がしました・・・」
 「嘘だろ、一君が取り逃がすのかよ!」
 斎藤は副長土方に頭を下げる。その言葉を聞いて八番組組長である藤堂が驚きの声を上げた。
 「厄介な事になったな・・・斎藤、そいつの顔は見えたのか?」
 「はい、はっきりとは見えませんでしたが多分会えば分かると思います」
 「よし・・・今日は引き上げろ!明日から捜索に専念する」
 「はい」
 その場には静寂が訪れる・・・

Re: 【薄桜鬼】凛とした華 ( No.3 )
日時: 2011/04/07 15:46
名前: 悪魔ビビ (ID: FbaZhPAX)
参照: http://www.kakiko.cc

 第一章
 
 「へぇ随分といいとこに屯所を構えたもんだ」
 随分と広い新選組の屯所。門の目の前に立ち見上げる。俺とは格が違うってわけだ。気に入っているキセルを吸いながらそんなことを考えていると肩に手を置かれた。ゆっくりと振り返る。
 「君、新選組の屯所に何か用?」
 「・・・ええ、そんなモンですね」
 こいつは・・・一番組組長の沖田総司か。噂の通り見事な営業スマイルだな。はぁ、めんどくせぇのに捕まっちまったな。
 「ふ〜ん、何の用?」
 「あんたに言う義務はねぇですね」
 とりあえず敬語ですませるか。敬語って語尾にですねとか付けとけば平気だろ。
 「おっ、いたいた総司〜」
 「ん?」
 「土方さんが呼んでるぞ・・・ってそいつ誰だ?」
 「ん〜、何かココに用事があるらしいんだけどね。土方さんの方に行った方がいいかな・・・後よろしくね」
 「えっ!?おいっ、総司!」
 沖田は凄い速さで屯所の中に消えた。この場に残ったのは俺と八番組組長の藤堂平助・・・こいつは単純そうだな。
 「で、ココに何の用なわけ?」
 「・・・さぁ、当ててみな」
 「何っ!?」
 俺は薄く笑って見せる。藤堂はやはり単純なのかこんな安い挑発で乗ってきた。
 「どうゆう意味だよ!」
 「さぁ?」
 目を伏せて肩をすくめると益々乗ってくる藤堂。こいつはいい暇つぶしになりそうだな。新選組にも意外な楽しさを見つけた。
 「平助、何をしている?」
 「あっ、一君・・・こいつがココに用があるらしいんだけど・・・」
 ちっ、斎藤か・・・厄介だな。俺は少し顔を伏せる。昨日とは着物が違うから顔さえあまり見せなければ大丈夫か?
 「・・・何用だ?」
 「っ!」
 いきなり顔をのぞき込まれて斎藤の顔がドアップ。まずい!
 「!お前は・・・」
 「ちぃっ」
 「あっ!おいっ」
 まずいなコレはバレた。俺は藤堂と斎藤の間をすり抜け屯所の中へと走る。後ろから藤堂と斎藤が追いかけて来た。
 「きゃっ!」
 「なにっ!?」
 角を曲がったところで何かにぶつかった。何だ?女?・・・雪村千鶴か!俺は立ち上がりまた走りだそうとしたが、遅かった。
 「止まれ」
 俺の背に昨日と同様刀が向けられる。目の前には藤堂が雪村に手を差し出していた。俺は観念して両手を上げる。こんなとこで体力を使いたくねぇからな。
 「貴様は何者だ?」
 「さぁ?誰だろうな」
 「ふざけるな」
 両手を上げながら肩をすくめる俺を見て斎藤が睨む。
 「何があった!」
 角から副長の土方歳三がやってくる。あ〜あ、コレじゃもう逃げられぇな。
 「昨日、羅刹を切った者です」
 「何!?・・・連れて行け!」
 俺の手首を斎藤が縄で結ぶ。こんなことしなくても逃げられねぇのにな・・・

Re: 【薄桜鬼】凛とした華 ( No.4 )
日時: 2011/04/07 16:17
名前: 悪魔ビビ (ID: FbaZhPAX)
参照: http://www.kakiko.cc

 第二章

 「・・・で、てめぇは何モンだ?」
 「ハッ」
 「何がおかしい」
 軽く笑った俺を見て土方が眉を寄せる。
 「そんな睨むなよ。新選組副長の土方歳三さん」
 「何っ!?」
 見ず知らずの俺が名前を知っていることに驚いたのか土方が目を見開いた。その反応に俺はニッと笑う。
 「全員知ってるぜぇ?新選組局長近藤勇、総長の山南敬助、一番組組長沖田総司、二番組組長永倉新八、三番組組長斎藤一、八番組組長藤堂平助、十番組組長原田佐之助」
 「・・・君何者?」
 最初会った時とはうって変わって真剣な声で沖田が聞いてくる。いいねこうゆう真剣な奴らをからかうかた楽しいんだ。
 「さぁな」
 「・・・言わないと殺すよ?」
 沖田の言葉に俺はニヤッと笑って返す。
 「やってみろよ」
 「・・・・・・・・・」
 沖田が立とうとするのを近藤が止める。不服そうだったが近藤には逆らえないのか沖田はまた座った。ちっ、つまんねぇな。
 「・・・おいお前、何処まで知っている」
 「は?何の事だぁ?・・・ああ、あの狂った鬼のまがいものの事か?」
 ニィッと笑って言うと土方は益々視線を鋭くする。おもしれぇな・・・まっそろそろお遊びも終わりにするか・・・
 「おいお前、どこでそれを・・・」
 「知ってて当たり前だろ?俺はお前達の仲間になるんだからなぁ」
 「何っ!?」
 「おいおい聞いてねぇのか?新選組に送られてくる隊士の事を」
 俺の言葉に近藤ははっとしたように言った。
 「まさか・・・」
 「そう、俺が送られてきた隊士・・・暁だ」
 さてと新選組はどれだけ楽しませてくれるんだろうなぁ・・・

Re: 【薄桜鬼】凛とした華 ( No.5 )
日時: 2011/04/08 10:23
名前: 悪魔ビビ (ID: FbaZhPAX)
参照: http://www.kakiko.cc

 第四章

 「いやぁ、すまんな暁君」
 「別にかまわねぇぜ?楽しませてもらえたからな」
 「性格ゆがんでんなぁ・・・」
 藤堂が影でボソッと言った。ゆがんでる?・・・それが俺だ。
 「暁君、君の下の名前はなんと言うんだ?」
 近藤がにこやかに聞いてくる。
 「ハッ、お前らに言う義務はねぇ」
 「しかしだな・・・」
 俺は一番冷たい笑みを浮かべた。
 「第一それを知ってどうすんだ?仲間意識か?・・・そんなモン必要ねぇ!俺の事は放っておけ、飯の要らねぇし、部屋も必要ねぇ」
 そう言って俺は部屋をでる。幹部の奴ら唖然として何も言ってこなかったな。まぁいいことだ。俺は地面を軽く蹴って一本の木の枝の上へと登った。俺の跳躍力は人並み外れてるからな。懐からキセルを取り出して一服する。やっぱり落ち着くな。ぼんやりと日が傾くのを眺めていると下に誰かが来た。誰だ?
 「あの・・・暁さん」
 「あ?」
 「晩ご飯の準備が出来ました」
 は?こいつ俺の話聞いてなかったのか?
 「俺に飯は要らねぇって言ったはずだけど?」
 「でも、少しでも食べないと身体を・・・」
 俺は枝から下りて雪村の前に立つ。・・・こうゆう奴が一番苛つく。
 「・・・言ったはずだ俺に飯は必要ねぇ!さっさと戻れ」
 「嫌です!身体を壊されたら困ります」
 「へぇ?」
 「だって暁さんは大切な・・・」
 「仲間だと言いてぇのか?・・・そんな仲間意識必要ねぇって言っただろうが!さっさと立ち去れ!」
 雪村を思い切り睨む。おっ、少し怯んだな・・・俺はもう一度地面を蹴って枝に登った。くっそ、またあいつを思い出す!俺は奥歯を思い切り噛み締めた・・・

Re: 【薄桜鬼】凛とした華 ( No.6 )
日時: 2011/04/10 14:47
名前: 奈絡 ◆nMFqOF/qCM (ID: xRhmB4K7)

こんにちは!
私の小説をよんでくれてありがとうございます!
暁、名前も性格もかっこいいです!!
つづき、楽しみにしてます!
がんばって下さい


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