二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケットモンスター 滅びの世界と願い星
- 日時: 2011/04/19 20:19
- 名前: 満月の瞳 ◆zkm/uTCmMs (ID: A2bmpvWQ)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=21140
初めましての人は初めまして!
満月の瞳です!
今回はポケモンの小説を書きます♪
カービィ小説も書いていますヽ(^o^)丿
(上のURL)でとびますよ♪
今回は、2003年に公開したポケモン映画、『七夜の願い星 ジラーチ』から千年後のポケモンワールドでのお話です。
シリアス多し。
注意事項
☆荒らしは禁止
☆誹謗中傷は厳禁
などです。
カービィ小説と掛け持ちなので、しかもメインがカービィ小説なので更新が遅れるかもしれませんが、そこのところはご了承ください。
感想は大歓迎です♪
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ハジマリ>>1
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- Re: ポケットモンスター 滅びの世界と願い星 ( No.1 )
- 日時: 2011/04/17 11:09
- 名前: 満月の瞳 ◆zkm/uTCmMs (ID: A2bmpvWQ)
ハジマリ
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千年に一度、七日間だけ目覚めて、選ばれた1人だけに願いをかなえる
ポケモン。
ジラーチ。
幻のポケモン。
存在すら定かではない、ポケモン。
大いなる大地とも謳われる、ファウンスのどこかで、眠り繭に守られ、深い深い眠りについている。
アメジストのような繭の中で、千年間、ひたすらに眠り続ける。
子供のような、心を持って。
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『緊急!緊急!宇宙から巨大隕石がこの惑星に向かってやってきています!!』
『衝突が予想される大陸は、シンオウ地方!中心はテンガン山です!』
『衝突する確率は98.9673%!ほぼ確定です!』
『巨大隕石!?』
『衝突したらどうなるの!?』
『…この惑星の半分以上…最悪の場合、惑星が衝撃によって破壊されます…』
『そんな!避難は…!』
『…隕石が巨大すぎる…!どの大陸に逃げても…!』
『宇宙船などを使って脱出できませんか!?』
『隕石の軌道がまだわからない!それに、国民全員を乗せることは不可能だ。数が足りなすぎる!』
『ポケモンたちでなんとかできませんですか!?』
『普通のポケモンではまず不可能だ…。伝説のポケモンがいたとしても
…もう協力はしてくれないだろう…』
『やはり…魔獣体実験の…逆襲なのでしょうか…』
『あれほどの隕石を動かすことができるポケモンは…アルセウスやミュウツー…ミュウ…わからない…!』
『ミュウツーは800年以上前の実験の失敗作ですよ!?ミュウツーんぽ確率が高いのでは!』
『わからない!他の伝説のポケモンたちや幻のポケモンたちかもしれない!』
『あんな実験しなければよかったのよ!!あの実験でどれだけのポケモンが死んだことか!』
『なぜ突然隕石が!昨日までは何の異常もなかったのに!!終わりだ!この世の終わりだ!!』
『もう皆終わりよ!!あんたたち実験者が悪いのよ!!』
『違う!!私たちは何も間違っていない!!あと少しだったんだ!あと少しで「完全体」ができたんだ!悪いのはポケモンだ!ポケモンがいけないのだあ!!』
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幼い少年が、遊園地でジラーチに出会ったことから、約800年後。
ポケモンワールドは歪んでしまっていた。
人々がポケモンを物のように使い、家畜以下のように扱われ、実験体などに容赦なくされていた。
技術がとてつもなく進歩し、ポケモンに頼る必要があまりなくなってしまった。
ポケモンを愛するなどということは、とっくに皆忘れていた。
ましてや、ポケモンと一緒にバトル&ゲットなどということは、考えられもしなくなった。
あるときおこなわれた、魔獣体実験。
その実験で、多くのポケモン命が無造作に奪われた。
そして、ポケモンたちは、人間を憎み、人間を恨み、人間を襲うようになった。
そこで、人間たちもポケモンに攻撃をした。
技術のある人間たちにはかなわず、またしても多くのポケモンたちが死んだ。
そんなことを長い間繰り返していた。
そんな時、人間たちはとあることを恐れた。
伝説・幻のポケモンたちの逆襲を。
いくらすぐれた技術と知識を持っていても、この世界を生み出したとされるポケモンたちにはかなわない。
そして、それは起こった。
巨大隕石の衝突。
それによって、数えきれないほどの人間とポケモンが死に絶えた。
デンセツ・幻のポケモンたちは、もうつもりに積もった怒りに我を忘れていたのだろうか。
惑星をほとんど壊滅に陥らせてしまったのだ。
人間たちの技術はおとりに劣ってしまった。
荒廃しきった惑星を、元通りに復興させるなんて、不可能だった。
わずかに残った人間はポケモンを憎んだ。
これもすべてポケモンのせいだ、と。
隕石を落としたのは、愚かなポケモンたちのせいだと。
ポケモン殺しが日常になった。
わずかに残ったポケモンたちも、人間殺しが日常になった。
神が怒ったのだ、と。
我々の神たちがおこって我をなくしてしまったのも、憎き人間のせいだと。
200年たった今でも、荒廃しきった世界で、変わらず続いていた。
ポケモンと楽しく過ごせていたころから、1000年たった。
ジラーチは、目覚めた。
幸せな世界から一変した、死の世界に。
これは、サトシと呼ばれた少年が活躍していたころから1000年後の
世界での話・・・・。
- Re: ポケットモンスター 滅びの世界と願い星 ( No.2 )
- 日時: 2011/04/17 13:33
- 名前: 満月の瞳 ◆zkm/uTCmMs (ID: A2bmpvWQ)
- 参照: .http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
1 目覚めの時間
暗い洞窟の中の奥で、紫色の神々しい光が闇のような空間を、まぶしく照らしていた。
一瞬の時間だったのか、長い時間光っていたのかはわからない。
眠り繭。
ジラーチの眠る、ゆりかごのような存在。
糸がほつれるようにして、封印を解いていく。
光の中から何かがでてくる。
羽衣のような羽を体に巻いた、小さな体躯のポケモンが、浮遊するように現れた。
星のような頭と、短冊のような緑の飾り、おなかには第三の真実の瞳。
ねがいごとポケモン、ジラーチ。
1000年に一度、七日間だけ目覚める、幻のポケモン。
「ふわぁ…」
かわいらしいあくびをして、着物の袖口のような手で、眠気眼をゴシゴシこする。
その間にも、体に巻かれていた羽はほどけ、空中にピンッとのばされていた。
「ここは…。…ふぁうんす…?」
まだ眠気があるのか、声がおぼついていない。
舌ったらずな口調で発音する。
洞窟は、光がなくなったので真っ暗に戻っていた。
音一つしない。
「あ、そっか…『マサト』…が…戻してくれたんだぁ…」
1000年前に、ジラーチに選ばれた少年のことを思い出す。
「『マサト』…」
ジラーチは悲しそうに顔をゆがませる。
七日間の思いで。
1000年たった今、『マサト』はもう、どこにもいない。
もう会えない。
そう考えるだけで悲しくなってくる。
いつも。
いつも目覚めるたびに、そう思ってしまう。
今までに出会った数々の人。
もう決して会えない、心の記憶の中の人たち。
その中でも、『マサト』は特別だった。
自分のために命をはってくれた唯一の人。
自分を友達と呼んでくれた人。
大好きな、友達。
「…いけない!…」
昔の記憶の悲しみに吸い込まれてはいけない。
動けなくなってしまう。
ジラーチというポケモンの役目を果たせなくなってしまう。
「ふう…」
深呼吸する。
だいぶ眠気は覚めた。
自分に少しでも眠気があると、すぐ眠ってしまう。
だから、ちゃんと目を覚まさなきゃ。
「…あれ?」
ジラーチは、疑問を持った。
選ばれしものがいない。
いつもならすぐそばにいるのに。
選ばれしものは、前もって呼びかけている。
ジラーチは、選ばれしものは心の素直な、誠実な人間で選んでいる。
「…びっくりしたのかなあ…」
不思議そうにつぶやいた瞬間に、何かが脳裏をえぐった。
「!?」
痛くて、苦しくて、冷たくて、悲しくて、憎い何かが。
嫌な予感がする。
それも特大の。
「…なんで誰の気配もしないの…!?」
ファウンスはポケモンたちにとって城だ。
誰もいないわけがない。
なら、なぜ命の気配がしない?
なぜ何一つ音が聞こえない?
洞窟の奥にいるからわからない、ということではない。
ファウンスはジラーチが主なのだ。
ファウンスのことならすぐにわかる。
「ぼくが眠っている間に何かあったの…?」
だって、
死という感じしかしない…!
「フライゴン!マッスグマ!オオスバメ!オタチ!…!」
たくさんポケモンたちに、テレパシーで呼びかける。
返事は何一つこない。
「なんで…?」
思わず洞窟の外に向かって飛び出す。
気のせいか、洞窟の中の岩などが、激しく傷ついている。
眠気は完全に覚め、出口に向かって疾風のように飛ぶ。
「誰か…!」
外にでた。
太陽が真上からまぶしく照っている。
どうやら今は昼らしい。
1000年ぶりの日光に、まぶしそうに目を細める。
しかし、すぐにその目を見開くことになる。
「え…!?」
ファウンスが、無い。
無い、と言っても、岩肌の形などはわずかに残っている。
だけど、豊かな緑の大地は、荒れ果てた荒野に。
空気は濁っていた。
砂煙が激しく、風に吹かれていた。
そこらじゅうに、崩れた岩。
木や草などは、消えていた。
ポケモンたちは、誰もいない。
「な…なに…これ…」
あまりの衝撃に、ヘナヘナと洞窟入口の岩場に腰を落としてしまう。
この洞窟は、高く連なる岩山の中で一番高いところにある。
ファウンス全体が見わたせる。
「ちょっと…まってよ…まだ夢から覚めてないとかじゃあないよね?」
ためしに自分のほっぺをつねってみる。
痛い。
景色は変わらない。
変化も、ない。
「ええ…?ぼく…まだぜんぜんわかんないんだけど…起きたばっかりで
…困るよ…」
ジラーチは激しく混乱する。
起きたらいきなりこうなっていた。
何一つわからない。
1000年後のファウンス。
「え?え?…今冬?冬?それとも台風で全部とばされちゃったとか?ねえ?誰か、誰かいないの?」
ヒュウー…と、空しく風が吹いている。
「おおーーーーい!!誰かあああああーーーーー!!!」
叫んだ。
でも、なにも帰ってこなかった。
「皆…どこ行っちゃたの…?これは…いったいどうなっちゃたの?」
ジラーチは、何もわからないまま、悲しそうに眼を潤ませる。
ごめんなさい、いったんきります。
- Re: ポケットモンスター 滅びの世界と願い星 ( No.3 )
- 日時: 2011/04/19 20:20
- 名前: 満月の瞳 ◆zkm/uTCmMs (ID: A2bmpvWQ)
- 参照: .http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
まじでしばらくあげられないかもです。
カービィ小説が佳境なもので…
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