二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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黒い仮面の白いカラス【REBORN】
日時: 2011/12/23 23:02
名前: 村崎 紫 (ID: leOS3oG6)

はじめまして、村崎 紫といいます
小説は初めて書きます
国語は好きですが作文はどちらかといえば苦手です

二次創作なのである程度設定には助けられますが不慣れなので指摘やアドバイスがあればお願いします

さて、まずは閲覧ありがとうございます
この作品は「家庭教師ヒットマンREBORN!」を元に作ります
いくつか閲覧・投稿要項がございますので、目を通していただけると助かります
・アドバイスや指摘は受け付けておりますが、されて嫌な事は基本しないようにしてください。例えば、暴言とか。
・元となる漫画、アニメが嫌いな方、オリジナルキャラクターを受け付けない方は閲覧をお勧めしません。
・時たま見られる「友達になりませんか」や「タメいいですか」は初見様や数回程度の絡みしかしていないかたからはお受けできません。
・オリジナルキャラクター募集が万が一ある際の参加は構いませんが、感想も無しにただ「出して!」というのはどうかと思いますよ。
・更新率は低いです。
・作品の内容や僕関連以外での雑談は場違いです。執筆者である僕の所で別の方々の雑談はもう救いようがないです。
・御覧の通り冷めておりますが、慣れると時期に緩和されます。とりあえず今はこのままで。
・とりあえず、好きなキャラクターやこのサイトの小説など教えていただけたら見たいですし、いつ頃出るか予告できます。

以上です
以下オリジナルキャラクターです
 
ロッソ 男 14歳
性格は冷徹で気まぐれ
好きな事は観察、嫌いな事は暇、趣味は散歩
得意な事は戦闘。しかし武器は多種多様で固定していない
両親は不在。代々から裏社会の住人であるが詳細不明
体技から武具まで、多様な武器を使いこなす
また、演技も得意だが、たまに本音がこぼれる
追々追加予定
 
目次
>>1 №1
>>4 №2
 
訪問者
月那様
 

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Re: 黒い仮面の白いカラス【REBORN】 ( No.1 )
日時: 2011/12/23 19:52
名前: 村崎 紫 (ID: leOS3oG6)

№1 ロッソ・フィオーレ<転校してきちゃいました>
「イタリアから転校してきました」

時は朝方。寝ぼけまなこの少年は、張りのあるやや低めのに目を覚ます。
彼の名は沢田綱吉、通称ツナ。普段は『ダメツナ』と謳われるほどだが、実は『ボンゴレファミリー』というイタリア最大手マフィアのボスの後継者である。
そして同じく目を覚ますツナの後方の机に座り、頬杖をつく少年・獄寺隼人、そして前の席の山本武。彼らも沢田綱吉率いるボンゴレファミリーの一員である。

三人を含む並盛中二年A組の教壇に立ち、中年の教師と並ぶも真逆な小柄な少年。
「ロッソ・フィオーレです。宜しくお願いします」

深々と頭を下げたのは、イタリアから来たという転校生。
少し開いた窓から吹く風に、真っ黒な髪が靡く。ツナは物珍しそうな目でロッソを見つめていた。
見れば見るほど吸い込まれそうになる黒い目。彼の容姿から、外国人とは思えないくらいだ。
「フィオーレは、山本の後ろに席を置いてるからな」
「はい」

今にも閉じそうな目蓋を必死に広げ、山本は手招きする。それにつられる様に、ロッソは足を進めた。
机と机の間を通り過ぎると、ほのかに香る花のような落ち着く匂いが付いて行く。誰もが彼を目で追いかけずにはいられなかった。
席に着くと同時に、後ろを向く山本。先程の眠そうな顔とは裏腹に、とても爽やかな表情をしている。
「よろしくな」
「……あぁ」

少しの相づち。直ぐに山本は前を向いた。
その時。
「……十代目?」

ツナが身震いした。目は驚いたように開ききり、顔面蒼白。
獄寺が心配し、様子を窺う。教師は気がついていないようだ。
「いや、大丈夫だよ……ちょっと悪寒が」

頬を冷や汗が伝う。獄寺は名残惜しそうに黙り込む。
朝会は直ぐに終わった。それと共に、ロッソには生徒が、ツナには獄寺や山本が群がった。
「ロッソ君、人気みたいだね」
「それより、大丈夫なんですか?」
「うん。すぐ治まったから……」

そう話していると、人影が歩み寄ってきた。
黒い髪、黒い瞳、並中以外の制服。
「大丈夫?」
「え? ああ、うん」

紛れもない、ロッソだ。山本と獄寺の間から、ツナの顔を覗き込んだ。
少し驚いて後ずさりをしそうになったが、質問には普通に答えた。
「そっか、だったらよかった」

少し微笑んで見せて、どこかへ立ち去ろうとしていた。
振り返り際、山本は見逃さなかった。

嘲笑う様に笑う目と恐ろしく上がった口角を——。

Re: 黒い仮面の白いカラス【REBORN】 ( No.2 )
日時: 2011/12/23 20:31
名前: 月那 (ID: HjIs5c3i)  



はじめまして月那ルナといいます

REBORN!が好きなので 読みました
おもしろですね!作文は苦手だとおっしゃっていますが、とっても読みやすくて上手だと思います

あたしはREBORN!の小説は書いていませんが、よかったら今度からタメでいいですか?


ちなみに9時ごろからは携帯でコメントさせていただきます

Re: 黒い仮面の白いカラス【REBORN】 ( No.3 )
日時: 2011/12/23 22:25
名前: 村崎 紫 (ID: leOS3oG6)

月那 様
はじめまして、村崎 紫です
 
僕、REBORN!に興味を持ち始めて2、3年になります。
まだ浅いですね(汗)
一応ワープロで何度か修正してから載せているので誤字はないと思いますが、そういっていただけて光栄です。
 
すみません、あまりこう、タメ口に慣れてないのでしばらくはこのままでもよろしいですか?
まだ交流関係が浅くて上手く馴染めない気がするので……
 
では、ご閲覧と共にコメントありがとうございました。
これからも宜しくお願いしていただけると嬉しい限りです。

Re: 黒い仮面の白いカラス【REBORN】 ( No.4 )
日時: 2011/12/24 09:30
名前: 村崎 紫 (ID: leOS3oG6)

№2 遭遇<イタリアって珍しい人多いよね>
下校時刻。教室は部活動がある生徒もおり、忙しない雰囲気だ。
「ロッソ君、朝からごめんね? 心配かけたみたいで」
「気にしないで」
「日本語、上手いんだな」
「ありがとう、山本君」

遥かに高い山本を見上げ、笑う。
「あっ、俺、沢田綱吉。ツナって呼んで」
「俺は山本武な。んで、コイツが獄寺」
「……十代目、こいつ怪しいッス!」
「ええ!? それはさすがに失礼だよ獄寺君!」

獄寺の目が鋭くなる一方、ツナが焦りまくる。それもそうだ。初対面の相手を不審者扱いしているのだから。
ロッソは怒るどころか、面白おかしそうに笑う。
「それ傑作! ハハッ」
「そうっすか……すいません」
「いやいや……それはロッソ君に……」

獄寺はロッソを横目で睨みつける。ロッソはそれに動じず笑っていた。
笑いが収まったのか、バックを持つと顔を上げ、
「さ、帰ろうか、ツナ君達」

と言った。しかし、山本はやや残念そうな顔をしている。
「わり、俺部活あっから」
「……そっか……残念」

じゃあ、と一言残すと、山本は鞄を持って教室を飛び出した。
生徒が少なくなってきた教室を出た三人。廊下ですれ違う生徒は、ロッソの事を気にかけていた。

生徒の通りが少ない校門を曲がると、黙り込んでいた獄寺が口を開いた。
「ロッソ、お前どこから来た?」
「イタリア。クラスの子から聞いたけど、獄寺君もらしいね?」
「まあな……良い所だとは思わないぜ」
「はは、そうかな? 結構珍しい感じの人とかいるよね」
「あ……はは」

思い当たる節があるのか、ツナも獄寺も苦笑した。
しばらく歩いていると、前方から小さい影が歩み寄ってきた。
ふとツナの顔色が変わる。気分が悪そうというわけでなく、呆れたような顔。一方で獄寺の顔は輝いている。
「リボーンさん!」

獄寺が声を上げる。目線を下に下げると、二頭身程度の小さな……赤ん坊というに言い難い人物。
「ん? ツナ君の弟?」
「誰だ?」
「ロッソ・フィオーレ君。今日転校してきたの!」
「初めまして、リボーン君」

ロッソがリボーンを持ち上げる。リボーンは満足気に微笑んだ。
ツナはがボーンを見る目は変わらず、ロッソに降ろすように言った。
「あはは、変わった赤ん坊」
「そうだろ?」

リボーンは、ニッと笑い、三人を見上げた。
家の塀に飛び上がり、リボーンが進む。ツナ達は後を追うように歩き出した。
「おい、ツナ。話しがあるから早く帰ってこいよ。獄寺も連れて、な」
「えぇぇ!? いきなり何だよ。都合が良いかもわから」
「大丈夫ッス!」

獄寺の返事は早かった。
「僕には言えない?」
「まあな」

ツナは小さく、「悪い予感がして来た……」と呟き肩を落とす。

先程まで青かった空も、いつの間にか朱色に染まっていた。鮮やかに、高く、高く——。


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