二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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イナGO.〜僕らの世界〜 オリキャラ募集中!
日時: 2012/03/21 20:28
名前: 異識 (ID: JJibcEj3)
参照: 元・琴葉です!

こんばっぱー!
お久しぶりです、異識です。
分からない方のために。もとい、琴葉です。

名前変えました。まあ、さして問題ないとは思いますが。

「異識」の記念すべき第一作目は……やっぱりイナGOです。
正統派なファンタジーになる予定、です。


注意1!

・荒らしに来ましたが何か?
・よし、今すぐ通報しよう。
・私はこのスレッドを支配すrrrrrrr

……という方はダッシュトレインでお帰りください。


注意2!!

・とにかく駄文。
・亀更新。
・腐向け展開ではありません

以上のことに耐えられない方はそよかぜステップでお逃げください。


それでも「なんとかなるさ!」な天馬君のように心が広いお方はごゆっくりお楽しみください。


あと、オリキャラはいずれ募集するかもしれません。


◆◇◆目次◆◇◆

・世界観 >>01
・キャラクター紹介 >>02


第一章 棺を引く少女

・プロローグ>>03
・第一話>>06


スレッド生成日:2012年2月16日(木)



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Re: イナGO.〜僕らの世界〜 オリキャラ募集中! ( No.20 )
日時: 2012/08/22 22:24
名前: 異識 (ID: JzqNbpzc)


  第5話  金色の懇願姫【Princesse supplication d'or】





「——はあ。
 私としたことが、無駄な戦いをしてしまいましたわ」


 金色の少女は嘆息し、じっと拓人達の方を見つめた。
 拓人と蘭丸もまた——彼女に見とれていた。
 否——拓人に限っては、見惚れていた。
 光に当たると金色に見えるような茶髪——そう、茶髪である——。
 髪型は、神童の様にふわふわとしたショートヘアーで、前髪は短め。
 身長は中の下……といったところか。
 目は垂れ目で、目の色は茶色。
 服装は、ふりふりのブラウスにロングスカート。
 

「(綺麗、だ……)」


 西洋の人形を彷彿とさせる彼女は、拓人達の方へ飛び降りると——ちなみに彼女、ちょっとした崖の上から魔法を放っていた——、


「貴方がたのその戦いは、必要なものですの?
 無意味な争いは、人を無駄死させるも同然ですわ」


 は、と。
 拓人と蘭丸はフリーズした。
 数秒の後——拓人があることに気付く。


「おい、霧野」
「?」

「この子……『金色の懇願姫』じゃ!?」



 拓人の言葉に、蘭丸も驚愕の表情を浮かべた。
 一方の少女はというと——


「わ……私をご存じですの?」
「いや、何となくそうかな、と」


 拓人の言葉に少女は得意げに、


「いかにも!
 私は、金色の懇願姫! ただの七不思議に入っている様な寓話だと思いました?」


「実在、してたのか……!」
「ていうか、それ以前の問題ですわよ!
 私が見えてますの!?分かりますの!?」
「……意味が分からないけど……分かるぞ?」


 拓人の言葉に、少女の目からは涙が溢れる。


「あぁ……苦節○年、この日をどれだけ待ち侘びたことか……!」
「? よく意味が分からないんだが……?」
「っ! ま、まあそれはさておき……」


 少女はくるりと拓人達に背を向け、真紀子に向き合う。


「貴方がたが望むのなら……私が加勢して差し上げてもよろしくてよ?」
「え?」
「私、どこの部にも所属しておりませんもの。
 ですから、どこの部に加勢しても文句を言われる筋合いはありませんわ」
「い、良いのか?」
「……ああもう!
 早く返答をなさいませ! ぐずぐずしている男は嫌いですわ!」


 少女の剣幕に押されつつも、拓人と蘭丸は顔を見合わせ、頷き——


「ああ。宜しく頼む」
「助かった。ありがとう!」


 少女はその言葉に「ふん」と鼻を鳴らしつつも笑顔で言う。


「霧野蘭丸。貴方は私と一緒に攻撃を。
 神童拓人。貴方はさっさと機杖ガンドを召喚なさい」


 少女はそう言って、自分の機杖を構える。


「それは——?」


 蘭丸の疑問に答えるように、少女は言った。


「これは私の愛機——『エテルニテ(万年筆の杖)』。
 品質と魔法の威力は十二分に保証いたしますわ」


 少女は優雅な中にも力強い微笑みを湛え——



「雷門教導院所属、神無月架那琥!
 金色の懇願姫の名に懸けて、貴方がた二人の願いを叶えて差し上げますわ!!」





 戦いの幕は、再び上がる。





Re: イナGO.〜僕らの世界〜 オリキャラ募集中! ( No.21 )
日時: 2012/07/26 13:24
名前: 異識 (ID: qiixeAEj)

緊急のお願い



皆さん、こんにちは。
異識です。


今日は緊急のお願いがあります。
大袈裟に言えばここの二次小説の板の存亡の危機です!


新しい法律の制定で、二次創作が禁止されるかもしれません……!


時間がないのであまり長い書き込みができないのが申し訳無いです……
「反ACTAオンライン署名」でggってください!!


なお、署名は政府の検閲も入るかもしれないそうなので、
署名の際には十分注意してください……!



以上、緊急のお願いでした!







異識

Re: イナGO.〜僕らの世界〜 オリキャラ募集中! ( No.22 )
日時: 2012/08/29 22:29
名前: 異識 (ID: JzqNbpzc)
参照: 人間不信なう!


  第6話  第三種接近遭遇的な【Je suis comme la troisième rencontre de l'approche de la classe】



 その頃、京介はというと——


「……暇だ」


 幸か不幸か、戦闘に入ることなく無難に散策を進めていた。
 ペアの人間が居ないとこういうときに困るな、とつくづく思う。
 そんな状況を早くも諦めつつ、軽く嘆息した。
 その、瞬間——



—————ガサッ—————



 近くの草むらが、大きく動く。
 京介は慌てて距離をとり、彼我の距離を測る。
 目測でおよそ1.5メートルといったところか——と京介は思考する。
 教師であればさっさと倒してしまいたいし、獣、あるいは棄獣(フェイラ)であれば——まあ、逃げるべきだろう。
 そんなことを考えているうちにも、草むらは一層激しく動き——





「……ぷはぁ」




 小柄な少女が、そこには居た。


「(何、だ……?)」


 その姿に惹かれつつも、京介はまじまじと少女を観察する。
 世界が嫉妬しそうなほどに美しい銀色のストレートヘア。
 病的に白い肌によく映える、深い青色の瞳。
 そして何より目に留まるのは、少女の背負っているそれであった。
 自分の身長よりも大きな、八角形を縦に伸ばした形の木の箱。
 死者の眠る箱。それは、つまり——


「棺……?」


 京介の声に反応して、少女の体がビクンとはねた。
 右見て左見てもう一度右見て。
 何やら慌てた様子で、じたばたじたばたじたばた。


「……」


 京介の見つめる先で、少女は再び、草むらへ戻っていった。
 ざざざざ、と、草むらの動きが段々と遠くなっていく。
 だが——


「……みぎゃっ!?」


 草むらの中からそんな声がしたかと思うと、あっちこっちでゴツンという音が聞こえてくる。
 恐らく、岩か何かにぶつかりまくっているのだろう。
 そして——


「——お帰り」


 もういいかな? とばかりに顔を出したところに京介が声をかけると、少女はびしりと音がしそうな程に勢いよく指をさして、


「お……襲う?」
「誰が? 誰を?」
「お前、私」


 順番に、京介と自分を指さす。
 警戒心は強いのに、態度ばかりは大きな感じだ。


「襲わねぇよ。追剥や山賊じゃあるまいし」
「……安堵」


 どうもこの少女、先程から言葉が片言だ。
 京介が首を傾げていると、少女はぶつぶつと呟き始めた。


「……山越えなら誰とも遭わないし……名案だと思ったんだけどな……」


 今度はいささか喋りが流暢に聞こえる。
 どうやら彼女が用いているのは、北方の大陸で用いられているオラーシャ語のようだ。
 京介は理解した。
 恐らく、彼女は北方の者だ。
 日本語や、あるいは大陸公用語を使い慣れていないのだ。


「で、何だお前。罪人か何かか?
 人目を避けて山越えしようとするのなんて、それぐらいのモンだろ」
「……? ……!
 し、失礼——不敬!」


 京介がオラーシャ語を聞き取れたことに驚いたのだろう。
 少女は一瞬の驚愕の後、憤慨した様子でまくし立ててきた。
 ちなみに、言葉遣いはまた日本語に戻っている。


「私。罪人違う」
「じゃあ、何なんだよ?」
「……」


 逡巡しているようだ。
 何か他人に言えない理由でもあるのか——
 少女が再び口を開いたのは、一分弱ほどの間を置いてからだった。


「私。目的。稲妻町——教導院」
「? 俺たちの教導院じゃねぇか」
「!」


 少女は目を丸くした。
 京介は小さく微笑み、言う。


「良かったら、この後道案内でも—————」





——————————ゅんッ!





 刹那。

 風を切る音が、京介たちの背後から迫った。



「——ッ!?」


 京介は咄嗟に少女を押し倒した。
 同時に、背中に鋭い痛みが走る。
 まるで——鋭利な刃物で切り付けられた時のように。


っ——!?」


 背後を確認し——京介は思わず呟いた。


「くそ——最悪だ!」


 よりにもよって、こんな所で出会うなんて。
 黒い毛並みと青く鈍く光る角を持つ、異様な姿の馬。
 種別名は「独角馬ユニコーン」。
 即ちそれは—————
































「……棄獣フェイラ——————————ッ!!」





Re: イナGO.〜僕らの世界〜 オリキャラ募集中! ( No.23 )
日時: 2012/08/03 18:55
名前: ドロップ ◆8WWubVa7iM (ID: TZkODFX/)

異識イイイイイイイイイイイイ!!
きたよ!!
ってか、架那琥本当に出てる!!ww
ほわぁ…なんか、美人さんになってるww
俺のオリキャラなのに、異識の方が扱いうまいんじゃ…ww
面白いよ、続き気になる〜><
これからも来るぜ!

Re: イナGO.〜僕らの世界〜 オリキャラ募集中! ( No.24 )
日時: 2012/08/03 19:01
名前: 風風 (ID: 271PzwQK)  


初めまして!!

書き方めっちゃ、カッコいいです!!

リアルに惚れました


続き楽しみにしています!!


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