二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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FAIRYTAIL 闇の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)
日時: 2012/04/09 23:26
名前: エーテル (ID: N.hBywMC)

初めまして。
エーテルと言います。
原作よりもアニメ派な奴です。

文体が少し独特ですが、少しでも読み易くするようにしています。
それでも読みにくいというのであれば、文体をいじったりしていきます。(セリフの前に人物名を記入するかしない等)
PCに触れる時間が少なく、更新が停滞する時期もあります。
なおストーリーの時間軸は、天狼島編の後という事になっています。
一応パラレルです、オリキャラ盛りだくさんですし、捏造キャラも少しだけ登場します。
今回はフィオーレの近隣諸国を勝手に捏造し、物語の中心にしています。

です、ばっかりで申し訳ありませんでした。


−ルール−

●1 荒さない。これは当たり前の事です。
●2 読んでくれた方は可能な限り、感想を残して行ってほしいです。作者のやる気にも繋がりますので。
●3このスレでは基本的に皆仲良くして下さい。


以上の事を守れる方のみ、このスレを利用して下さい。







フェアリーテイル 闇の滅竜魔導士ドラゴンスレイヤー

プロローグ



ここはフィオーレ王国から離れた遠き土地、オミクロン王国。
そこにある1つの闇ギルドでは、集会が行われていた。

???「他に意見はあるか。無ければ今回の集会は終了とする」

50代の男が意見を求めるが、誰も挙手しない。
意見は無かったようだ。

???「以上だ...解散」

老人のギルドマスターが、解散を告げる。
その瞬間にほとんどの参加者は消えた。
思念体を利用して会議をしていたのである。

???「やれやれ、やっと終わったぜ」

長い黒髪の、鎌を持つ男は眠そうに欠伸をする。
すると後ろから槍を構えた黒髪の女が、彼の耳元で囁いた。

???「あら、会議中に寝るなんて...死にたいの?」

???「あん?んだとてめぇ!」

黒髪の男はキレた。
そこへ。

???「うるさいよ君達」

茶髪の眼鏡を掛けた男がやって来た。
本を何冊か抱えている。

???「何よ、貴方には関係ないでしょ」

黒髪の女は挑発する。
だが眼鏡の男は冷静に口を開いた。

???「...それが大有りだ。君達が騒ぐ事で僕は集中して本を読めなくなる」

???「知った事か、この読書中毒野郎!」

???「それは聞き捨てならないな」

???「フン!なんならここで勝負するかぁ」

???「この僕に挑戦するのかい?愚かだね」

ヤイヤイガヤガヤ

???「やめろ」

???「ハッ...!」

???「...ラムダ様!」

名前を呼ばれたのは、威厳のある中年の男だった。
彼は3人に冷たく言い放った。

ラムダ「お前達・・仲間内での争いはやめろと何回言ったら分かるんだ」

???「すみません、僕が悪いんです」

急に態度を変えた眼鏡。

ラムダ「いや、ルークは仕方無い......。それよりも酷いのはビショップだ」

そう言うと黒髪の男を睨んだ。
だが黒髪は反省の色を見せなかった。

ビショップ「悪かったっス」

ラムダ「フン...」

???「私とした事が、つい暴走しちゃいましたわ」

3人を見据え、本題に入ろうとした。

ラムダ「フン...そんな事よりもお前達に仕事だ」

ルーク「仕事?」

ラムダ「これを見ろ」

そこには3人の人物の似顔絵が描かれていた。

ルーク「これは?」

ラムダ「この3人は、【妖精の尻尾フェアリーテイル】の滅竜魔導士ドラゴンスレイヤーだ」

???「【妖精の尻尾フェアリーテイル】?」

ラムダ「フィオーレ王国の正規ギルドだ。マスターを中心に強力な魔導士が集まっている」

ルーク「...つまり、僕達3人で1人ずつ捕らえろと?」

ラムダ「その通りだ、理解が早いな」

ルーク「...分かりました。僕はこのいかつい男を狙います」

指を指した写真には、鉄を食べている男が写っていた。
彼はそう言うとすぐさま依頼書を取った。

ラムダ「クイーン、お前は?」

クイーン「じゃあ私はこの可愛い子ね」

彼女は青い髪の少女の写真が描かれた紙を持っていった。

ビショップ「俺は...ヒャハッ!このむかつく顔の野郎に決めたぜ!」

最後に選ばれたのはマフラーをしている少年の写真だった。

ラムダ「決まりだな。我らがギルドのの名に恥じぬよう、すぐに全員捕らえて来い」

ルーク「はい」

クイーン「分かったわ」

ビショッブ「面白れぇぜっ!」

そして3人が出て行った直後。
ラムダはある人物が座る玉座へと赴いた。

ラムダ「キング様、ビショップ・ルーク・クイーンが滅竜魔導士を捕らえに行きました」

キング「うむ...予定通りだな、良くやったぞラムダ」

彼がこのギルドのマスターである。

ラムダ「ありがたき幸せ」

キング「...そうだ、お前にやってもらいたい仕事が1つある」

ラムダ「何でしょう...?」

キング「それはな......ヒソヒソ」

ラムダ「!...分かりました」

キング「では、頼んだぞ」



そして数時間後、とある海の上では...。



???「zzzz」

銀色の髪の少年が、ボートで海を移動していた。
そして少年は目を覚ました。

???「...ふぁ〜あ、もう朝か」

青い空が目に入る。

謎の少年「...見えてきたな」

彼の目には、ハルジオン港が写っていた。
目的地はもうすぐのようだ。

???「いよいよか...」

???「それはどうかな?」

???「!誰だ!?」

突然ボートに、黒ローブを着けた男が現れた。

???「お前の目的はここで潰える、消えろ」

黒ローブは魔法を繰り出した。

???「しまっ...」

防御体制が出来ぬまま、少年は海に落ちた。

???「(駄目だ...。意識が...途切れる)」

彼は海の中で意識を失った。
そして黒ローブは死を確信した。

???「奴もこれで死んだか」

黒ローブは姿を消した。







すいません...分かりにくい話になってしまいました...。
一応人物像を分かりやすく説明すると
「長い黒髪の男」がビショップ
「黒髪の女」がクイーン
「茶髪の眼鏡を掛けた男」がルーク
「威厳のある男」がラムダ
「会議の終了を宣言した老人」がキング
という所です。
主人公の名前は次回判明します!
次回もお楽しみに!

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Re: FAIRYTAIL 闇の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー) ( No.1 )
日時: 2012/04/12 17:33
名前: さなっち (ID: UGFOyoFd)
参照: http://sakamoto21


 みましたよあといつも見てくれてありがとうございます。

うむ〜はて?これからどうなるんでしょうか〜。

 あと私の作品に入れといたので、カースドさんの裏を考え中です。

楽しみに待ってください。

Re: FAIRYTAIL 闇の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー) ( No.2 )
日時: 2012/04/16 22:08
名前: エーテル (ID: /B3FYnni)

オリジナルキャラクター設定 主人公編


名前 シグマ・カイル

性別 男

髪型 長めの銀髪。

服装 少し古びた感じの灰色の服。

一人称 俺

性格 負けず嫌い。

武器 「魔剣レーヴァティン」

属性 闇

使用魔法 闇の滅竜魔法(ネタバレ要素を含むので割愛)

ギルド 【妖精の尻尾フェアリーテイル

闇の滅竜魔導士で、初期は記憶を失っています。
それと相棒の猫は後々登場します。





第1章 【妖精と地獄】
第1話 「出会いと記憶」



ルーシィ「ねぇねぇ、この辺に新しくレストランが出来たらしいわよ」

グレイ「へぇ、そうなのか」

ルーシィ「1度でいいから行ってみたいなぁー」

ジュビア「...グレイ様は私の物なのに...」

後には恨みのこもる表情のジュビアが居るが、ルーシィとグレイは気がつかない。
そこへハッピーを連れたナツが仕事へ向かおうとしていた。

ナツ「おーっし、行くぞハッピー!」

ハッピー「あいさー!」

ナツ「ルーシィも来いよ!」

ルーシィ「えっ...っていうか何の仕事なの?」

ハッピー「ハルジオン付近の砂浜の、ゴミ拾いです!あい」

ルーシィ「ゴミ拾い〜?あたしには向いてないわね」

ナツ「報酬はなんと50万...」

ハッピー「50万...」

2人は金で釣ろうとしている。
だが流石はルーシィと言った所か。

ルーシィ「行くわ!家賃がかかってるんですもの!」

目を輝かせてあっという間にギルドの外へ走って行った。
ナツとハッピーは呆れている。

ナツ「アイツがめついなー」

ハッピー「単純だね」

ナツ「まぁいっか。よぉし、行こうぜ」

ミラ「いってらしゃーい!」

ナツ達は出て行った。

グレイ「ナツの奴、今日も暑苦しいぜ」

さっきの出来事を見ていたグレイが呟いた。

リサーナ「やっぱりナツはこうでなくっちゃ」

ルーシィが座っていた席に腰掛けるリサーナ。
隣ではグレイは煙草を吸っていた。

エルフマン「おとこー!」

グレイ「エルフマンもうるせぇけどな」

リサーナ「アハハハハ...だってエルフ兄ちゃんだもん」

エルフマン「漢〜!」

あまりにもしつこいので、近くにいた赤い髪の女騎士がキレた。

エルザ「...少し教えてやらねば」

マカオ「わっ!エルザが怒った!」

相変わらず酒を飲んでいたマカオは避難した。

エルザ「エルフマン、お仕置きだ!」

ワカバ「やべぇ、逃げろ!」

ドーン!

エルフマン「お、おと...」

直後に気絶した。
漢〜とでも言いたかったのだろう。

ビックスロー「言えてねーじゃん、この馬鹿」

ラクサス「...アホらしー」

グレイ「何でここには馬鹿ばっかりなんだ?」

そう言うグレイも、服を脱いでいる。
それに気が付いたカナが指摘した。

カナ「グレイ!服着なさいよ!」

グレイ「おーっと、いつの間に」



フィオーレ王国の街、マグノリア。



???「...う」

砂浜の上で彼の目は覚めた。

???「俺は...助かったのか」

どうやら運良く海流に流されて来たようだ。
そして記憶が無い事を悟った。

???「だが...俺は何をしようとこの街へ来たんだ...」

少年は思い出そうとうする。

???「俺は...くそっ」

ナツ「依頼者はこの辺か」

ハッピー「この辺だと思うよ」

そこへ桜色の髪の少年と青い猫、そして金髪の少女がやってきた。

ナツ「どこだー、依頼者!」

ハッピー「叫んでも出てこないと思うよ、ナツ」

ルーシィ「いつも通りね...」

ナツ「どーこーだー!」

???「...ここだー...」

ルーシィ「えっ!?」

ナツ「ほらよハッピー、居たぜ」

ハッピー「なんか違うような」

銀髪の少年が、砂浜に打ち上げられていた。
怪我は無さそうだ。

???「お前らは...誰だ?」

ナツ「なんだぁー?」

ハッピー「漂流者かな」

ルーシィ「どこから流れ着いたんだろう」

ハッピーとルーシィは彼の様子を見て判断する。

ナツ「お前、依頼者じゃねーのか?」

???「違う...俺は依頼なんてしていない」

何の事か分からない少年は、とりあえず否定した。

ナツ「ふーん。お前、名前なんていうんだ」

???「...シグマだ」

ナツ「俺はナツ、よろしくな」

ハッピー「オイラはハッピー!」

ルーシィ「ルーシィよ。よろしくね」

シグマ「ああ、よろしく」

ナツ「ところでよ、お前どっから来たんだ」

シグマ「それが思い出せないんだ...。どこから来たとか、何でここに来たのかとか」

ルーシィ「記憶喪失?」

シグマ「いや、自分の事はほとんど覚えてるんだが...」

ナツ「そっか。行き先がねぇんなら、俺がいい所に連れてってやるよ!」

シグマ「いい所?」

ナツ「俺達のギルド...【妖精の尻尾フェアリーテイル】だ!」

シグマ「【妖精の尻尾フェアリーテイル】?」

ルーシィ「とっても暖かい仲間がいて、家族みたいなギルドなの」

ハッピー「オイラとっても楽しいよ」

シグマ「...うっ!そのギルド...聞いた覚えがある」

彼は少し頭痛を覚えた。

ナツ「おい、大丈夫か?」

シグマ「ああ、大丈夫だ......もしかしたら俺はそこへ行くべきなのかもしれない」

ナツ「よっしゃ...!けど、それはこの俺と戦ってからだ!」

ルーシィ「ちょっとナツ!何言ってんのよ」

ナツはルーシィの事をガン無視した。

シグマ「!?...。今は武器が...」

ナツ「武器?そこに落ちてんだろ」

ナツが指し示した方向には、剣が落ちていた。
剣からは禍々しい魔力が感じられる。

シグマ「おお、サンキュー...」

ナツ「よし!これで準備は整った!」

ルーシィ「勝手に話進めちゃ駄目でしょうがー!」

ナツにゲンコツを入れる。
あっという間にたんこぶが出来た。

ナツ「痛ぇ〜」

シグマ「...いいよ、相手してやる」

ハッピー「なんか忘れてない?」

勿論受けた依頼の事だ。

シグマ「さて、来いよナツ」

ナツ「...いくぜ、火竜の鉄拳!」

いきなりナツが攻撃した。

シグマ「お前は滅竜魔導士なのか」

ナツ「ああ!俺は炎の滅竜魔導士だ」

シグマ「ふーん」

ナツ「火竜の...鉤爪!」

シグマ「おわっ」

ナツ「当たったみてーだな」

少しシグマに命中した。

シグマ「畜生...俺も反撃してやるぜ、闇竜の咆哮!」

黒い咆哮が放たれる。
ナツは間一髪でかわした。

ハッピー「あれは!」

ルーシィ「嘘!滅竜魔法だわ」

ナツ「闇竜だとっ!?シグマ、お前も滅竜魔導士なのか!」

シグマ「その通りだ。だがな、余所見してる場合かよっ!」

再び放たれた咆哮が、ナツの横をかすめた。
シグマは余裕の表情を見せる。

ナツ「!危ねぇとこだった」

シグマ「隙ありだな。闇竜の斬撃!」

黒いオーラを纏った剣で、ナツを斬りつける。

ナツ「ぬわっ!」

その技はナツに直撃した。

シグマ「どうだ、俺は戦い方は忘れてねぇんだよ」

ナツ「へっ、なかなかやるじゃねぇか...。俺もお返しだー!」

シグマ「何をする気だ...?」

ナツが何やら技を繰り出す構えをした。

ハッピー「ナツも本気なんだ」

ナツ「滅竜奥義...!」

シグマ「おい、いきなりそれはないだろ」

ナツ「紅蓮...爆炎刃!」

シグマ「やっべ...」

ナツ「食らえぇ!」

シグマ「俺も負けてらんねぇな...。滅竜奥義!暗黒魔封剣!」

剣が大剣になり、物凄いオーラを放っている。

ハッピー「シグマも滅竜奥義で対抗する気だ!」

ルーシィ「すごい...」

ナツ「うおぉぉりやぁ!」

シグマ「はぁぁぁっ!」

マカロフ「そこまでじゃ!」

2つの奥義が激突...しなかった。

シグマ「?」

ナツ「じっちゃん!」

2人は技を止めた。

ハッピー「あっ、マスターだ」

ルーシィ「すごいタイミングで来たわね」

シグマ「あのぅ...誰ですか?」

マカロフ「ワシは【妖精の尻尾フェアリーテイル】のマスター、マカロフじゃ」



次回はアイツらとかが登場します。
お楽しみに!

Re: FAIRYTAIL 闇の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー) ( No.3 )
日時: 2012/04/14 21:43
名前: 妖精 (ID: 6B38yoz9)

この小説面白いですね!!あたしが書いてる
「ルーシィがドラゴンスレイヤー」って話
みてくれてありがとう!エーテルさんが見てくれて
いなかったら書くのやめてたかも・・・
まあ、ちょくちょく見に来るので頑張って下さい

Re: FAIRYTAIL 闇の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー) ( No.4 )
日時: 2012/04/18 16:46
名前: エーテル (ID: Od8c5jU3)

第2話「ギルド加入」



シグマ「ナツが言ってる【妖精の尻尾フェアリーテイル】の、ギルドマスターか!」

ナツ「何だよじっちゃん、俺はコイツと戦ってたのに何で邪魔すんだ」

マカロフ「お主、名をなんという?」

ナツ「聞いてんのかー!」

シグマ「シグマだ」

マカロフ「どこから来た?」

シグマ「それが思い出せない...。俺が思い出せるのは、名前と戦い方ぐらいで」

マカロフ「うむ...。さっきまでの話を聞く限り、どうやらお主は記憶の一部を無くしてしまっているようじゃな。」

シグマ「多分...そうだろうなぁ」

するとマカロフが何かを思いついたように手を叩いた。

マカロフ「どうじゃ、記憶の手がかりをつかみたいならうちのギルドに来ないか?」

ナツ「じっちゃん、それもう俺が言った」

マカロフ「そうか。では改めて聞くが、どうする?」

シグマ「...俺は入るよ...【妖精の尻尾フェアリーテイル】に!」

ナツ「っしゃ!そうと決まれば!」

ハッピー「あれぇ。ナツぅ、オイラ依頼の事思い出したよ」

ナツ「あ」

ルーシィ「完全に忘れてたわぁー!」

マカロフ「...早く依頼主の所へ行って来るがよい。シグマも初めての仕事としてどうじゃの?」

シグマ「マスター...分かった」

マカロフ「うむ、ではわしは一足先にギルドへ戻るとするかのう」

マカロフは【妖精の尻尾フェアリーテイル】へと向かって歩いて行った。

ナツ「よーし、仕事やるぞー!」

シグマ「ああ!」



−【妖精の尻尾フェアリーテイル】−



リサーナ「エルザ暴れすぎ...」

エルザ「フン、馬鹿共が」

レビィ「怖っ!」

するとそこへ。

マカロフ「エルザ、また滅茶苦茶にしたのか」

ナツ達を連れたマカロフが扉の前に立っていた。
何やら初めて見る顔もある。

エルザ「マッ、マスター帰ってきたのですか!」

少し慌てるエルザ。
当然だろう、ギルドを少し壊してしまったのだから。

マカロフ「まぁいいわい、そんな事よりお前達に重大な知らせがある」

レビィ「重大な知らせ?」

マカロフ「漂流者らしき者を連れて来た。そやつはわしが見る限り滅竜魔導士じゃ」

エルザ「滅竜魔導士...」

マカロフ「その者はこのギルドに入る事となった」

ガジル「面白れぇ...ギヒ」

マカロフ「もうすぐナツ達が連れて帰って来る。その時には暖かく迎えてやってくれ!」

「おおーっ!」

それからどんな人が来るのかについて話し合われていた。

リサーナ「どんな人だろう」

グレイ「そりゃ、滅竜魔導士なんだからとんでもない奴だろ」

ガジルとかナツみたいによ、とガジルの方を見る。
彼は鉄を物凄い勢いで食べていた。

シャルル「あら失礼ね、ウェンディはとんでもなくなんか無いわ」

グレイ「すまん、それもそうだな」

ウェンディ「いいんですよ。それよりもナツさんが認めるなんて強い人なんでしょうね」

その時だった。

ナツ「今帰ったぞー!」

マカロフ「うむ」

ミラ「おかえり〜」

ナツの横には見知らぬ少年が立っていた。
銀髪の美形な顔立ちだ。

リサーナ「もしかしてあの人がマスターの言ってた...」

ガジル「ん?あの銀髪の奴か」

いつの間にか鉄を食べ終わっていたガジルが、少年を指差した。

エルフマン「あれが新入り...。漢ぉー!!」

リサーナ「エルフ兄ちゃん、ちょっとは落ち着きなよ」

ナツ「皆、コイツが新しい仲間だ!」

シグマ「(すごく騒がしいギルドだな)」

エバーグリーン「あら、結講いけてるじゃない」

エルザ「いい目をしているな」

ラクサス「強いんだろうな...じじい」

壁に寄り添っていたラクサスがマカロフに話し掛ける。

マカロフ「そうじゃな。あやつは強い、もしかしたらお前を超えているかもな」

ラクサス「俺を...。ふっ、面白ろそうな奴だ」

マカロフ「さて、自己紹介といこうかシグマ!」

シグマ「...俺はシグマだ、よろしく」

ビックスロー「なんか強そうなのが来たな」

フリード「だがラクサスには敵うまい」

ミラ「よろしくね〜シグマ!さっそくだけど、スタンプはどこがいい?」

シグマ「じゃあ、背中で」

こうして記憶の一部を失った少年、シグマ=カイルは【妖精の尻尾】に入った。

彼の運命はどう動いていくのだろうか...。



ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございます。
次回はギルドの案内とかです!


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