二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 黒子のバスケ ー白銀の女神ー
- 日時: 2013/01/11 18:38
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
これで私は2度目の小説となります!
読んでくれると幸いです!
荒らしはやめてください!
コメント待ってます!
人物紹介>>14
番外編&コラボ&おまけ>>19>>24>>56>>163>>219>>233>>275>>253>>325
中学時代
1話>>4 23話>>49 44話>>168 66話>>283
2話>>5 24話>>54 45話>>174 67話>>288
3話>>8 25話>>55 46話>>178 68話>>295
4話>>11 26話>>59 47話>>186 69話>>298
5話>>12 27話>>63 48話>>194 70話>>301
6話>>15 28話>>64 49話>>199 71話>>307
7話>>18 29話>>67 50話>>205 72話>>311
8話>>20 30話>>68 51話>>208 73話>>320
9話>>23 31話>>69 52話>>211 74話>>332
10話>>25 32話>>73 53話>>218 75話>>337
11話>>28 33話>>83 54話>>230 76話>>348
12話>>31 34話>>92 55話>>238
13話>>32 35話>>96 56話>>243
14話>>35 36話>>100 57話>>246
15話>>36 37話>>108 58話>>247
16話>>37 次章 59話>>252
17話>>41 38話>>110 60話>>259
18話>>42 39話>>126 61話>>262
19話>>43 40話>>140 62話>>271
20話>>44 41話>>145 63話>>278
21話>>47 42話>>149 64話>>281
22話>>48 43話>>155 65話>>282
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72
- Re: 黒子のバスケ ー白銀の女神ー ( No.14 )
- 日時: 2012/07/24 14:41
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
はい。ドロドロっす。(笑)
深刻だけど、最後まで読んでくれるとうれしいな!(笑)
- Re: 黒子のバスケ ー白銀の女神ー ( No.15 )
- 日時: 2012/07/25 14:32
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
「…嫌いになったんじゃない。させられたんだ。」
サッと青峰からボールを取ると、パッと赤司はシュートを決めた。
ダムッとボールがバウンドした音しか聞こえない。
それほど静かになっていた。
「させられたって…どういうことですか?」
下を向きながら黒子はしみじみと話した。
紫原がちらりと赤司のほうを向いたが、赤司は転がるボールを眺めていた。
「…あれは2年前。つまり、小学6年のときだ・・・。」
フッと赤司は目を閉じた。
ーーーーーーーーーーーーー
「はあッ・・・・!やっと追いついた…!萌香…ほんとにどうしたの?」
桃井は息をきらしながらも萌香に追いついた。
萌香がいたのは体育館裏。
そこに萌香は静かに座っていた。
「…私、笑ったりも怒ったりもしないから。…萌香私を信じて?」
桃井も座りながら、母親のようにやさしく萌香を見つめた。
「…私がコレを話すのはさつきが最初で最後。」
「・・・うん。」
萌香は少し上を見据えた。
「私、バスケ小6までやってたんだ。」
ーーーーー2年前ーーーーーーーーーーーーー
「萌香。今日も最後まで居残りか?おばさんに怒られるぞ。」
赤司は午後6時ぐらいまで楽しそうにバスケをする萌香を諭すように注意した。
キュッと動きを止めた萌香は、
「大丈夫だよ!今週の土曜日は試合なんだからこれぐらいやらなくてどうする!」
と言って、また練習を再開する。
「もう、みんな帰っているのにな…。それに、今回は俺が体育館のカギ当番だってのに・・・。」
フウッと赤司はそんな萌香を見つめながらつぶやいた。
そして、何かを閃いたようにニヤッと笑った。
「よしっ!これで3P50回いれたっ・・・と?」
バシイイイイン!とボールがはじかれた音がした。
バールをはじいたのは案の定赤司だった。
「そんなにやりたいならオレとやろう。…エースちゃん?」
赤司はボールを萌香に投げると不敵に笑った。
「その呼び方やめろって言っているだろう!?」
萌香は少し顔を朱に染めながらボールを取った。
「よしっ!良ーい…スタートォ!」
・・・・・・・・・・・
「はあー。征ちゃん手加減してくれないかぁ…?」
「おまえに手加減なんかできないな。」
バッサリと返された。
帰りの道中、萌香は伸びをした。
「でもさ!2人レギュラーで私はSF、征ちゃんはキャプテンでPGだろう!?これってすごいな!」
きらきらと萌香は赤司を見る。
「・・・そうだな。」
フッと赤司は笑った。
「…萌香。次の試合、おれも来るからな。」
「ああ!」
「・・応援してる。」
赤司は上を向いて笑う。
「土曜日楽しみだなあ!」
萌香は赤司の手を引っ張って走り出した。
- Re: 黒子のバスケ ー白銀の女神ー ( No.16 )
- 日時: 2012/07/24 21:22
- 名前: 雛林檎 (ID: y0qltvGJ)
どんなのでも最後まで読むよ^^
- Re: 黒子のバスケ ー白銀の女神ー ( No.17 )
- 日時: 2012/07/25 13:28
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
ありがとー^^!
- Re: 黒子のバスケ ー白銀の女神ー ( No.18 )
- 日時: 2012/07/25 14:33
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
(まあ、応援するといっても…。)
(なんだ?)
(萌香が試合で何かしくじったときオレが徹底的にお前を矯正させてやるためだけどな。)
(はい!?)
・・・・・・・・・・・
「まさか帰り道へとへとになって疲れているところであんなこと言うか?普通・・・。」
クルクルとボールを指の上で回しながら体育館へ向かった。
「ん?」
体育館につくと女バスメンバーがざわざわと何やら騒がしい。
「どうしたの?」
萌香はざわざわとしている集団の中心人物—ーキャプテンの沢村吉美に話しかけた。
彼女—ー吉美のポジションはC。背番号は8番。
「ああ。萌香。って!こんなのほほんとしてる場合じゃなかった!ほら、これ見てよ!」
ピラッと1枚の紙が渡される。
ほかのメンバーにも配られていたようだ。しかし、顔色は良いものではない。
「え・・・。なに・・・これ・・・。」
「信じられないかもしれないけど、その紙に書かれてことは事実だからね。」
くっと吉美は唇をかんだ。
「私たちと次戦う奈波小と戦ったところは怪我によって出てたメンバー全員強制退場…!?」
クシャッと萌香は紙を握りしめた。
「ねえ…。奈波小の人達ってホントに私たちと同じ小学生?これまでの戦歴を見てると怖いよ・・・。」
と、キュッと自分の肩を抱きしめる少女は佐々木菜々。ポジションはPG。背番号は4番だ。
「けど!」
バッと吉美は菜々の手を握りしめた。
「相手がどんなラフプレーを仕掛けてこようと私たちはいつのと同じようにプレイするのよ!エースの萌香だっているし、気弱だけど司令塔の菜々だっている!そして私もいる!…頼りないかもしれないけど。ビビっちゃだめだからね!」
オー!と威勢のいい声が体育館に響いた。
そして、いつも通り、練習にみんなは没頭した。
ーーーーーーーーーーーーーー
「はあ〜。いつも練習きついのに今日はいちだんとひどいよ〜。」
部活の帰り道、萌香はため息をつきながら肩をほぐした。
「仕方ないよ。吉美ちゃん、今回の試合今までよりすごく気合いはいってたもん。」
にこにこと萌香を見つめる菜々。
「…菜々はそれにしても疲れた様子見せないよね・・・。」
「もー!私だって疲れてるよお!」
ドン、と菜々は軽く萌香のランドセルを押した。
おっとっと…。と萌香は体勢を整えると菜々にしゃんとむきあった。
「…菜々はさ。奈波小との試合どう思う?」
「怖いよ。」
間髪入れずに菜々は答えた。
「私、弱虫だから。…でも私PGだから、みんなに指令を渡さないといけないから。奈波小のラフプレーは怖いけど、PGとして頑張るよ。」
菜々はにっこりと歩きながらほほ笑んだ。
気づいたら、十字路の信号前についていた。
10秒ぐらいしたら、信号が赤から青に変わった。
「あッ!私、お母さんに買い物頼まれてたからここで!じゃあねまた明日!」
「うん!」
振り返ることなく菜々は走って行った。
信号がいくら変わっても、萌香はその場から動かなかった。
「すごいなあ…。全然弱虫じゃないよ・・・。」
感心したように溜息をついた。
「何が弱虫じゃないって?」
「うわああああああああ!」
萌香は驚いて、後ろにのけざった。
驚かしたのは万国共通赤司君。
「ななななんで?!」
「萌香がイースター島のモアイみたいに突っ立てるから来てみたんだよ。」
「考え事だよ。」
萌香は少し顔を赤くしながらそっけなく答えた。
そんな萌香をよそに赤司は、
「明日だろ。」
「え?」
「試合。」
「う・・・ん。」
ぎこちなく答える萌香に赤司はズイッと顔を近づけた。
「・・・がんばれよ。」
そういうとパッと赤司は先をずんずん歩き出していった。
「・・・ありがとう・・・。」
萌香はほんのりピンクに顔を染めて、しみとおるよう歩き出してる赤司の背中にお礼を言った。
明日は土曜日。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72
この掲示板は過去ログ化されています。