二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 氷菓 ラブレター(?) の波乱
- 日時: 2012/09/08 20:53
- 名前: はるうさぎ (ID: a0p/ia.h)
どうもこんにちは、はるうさぎです。
ここでは、アニメ化などもして大人気の「氷菓」のお話を書いて行こうと思います。
つたないですが、見に来てくだされば嬉しいです♪
オリキャラ出ます!
高見 佐和 (たかみ さわ)
千反田えると同じクラス。背が小さく、顔がかわいいので、ロリコン趣味の男性に熱烈な支持を受けている。
出ると言っても、まだまだ先になると思うので、詳しいことはまた後で書きます。
- Re: 氷菓 ラブレター(?) の波乱 ( No.2 )
- 日時: 2012/09/09 01:17
- 名前: はるうさぎ (ID: MHTXF2/b)
俺はため息をつきながら、里志に手紙をひらひらふってみせた。
「これがお前には何に見えてる。」
「そりゃもちろん、ラブレターさ。」
やっぱり。
「これがラブレターなんかに見えるか?ノートの切れ端だわ走り書きだわ、明らかにそんな浮かれたもんじゃないだろう。」
里志のことだから浮かれたことを考えているのだろうとは思っていたが、やっぱりそうだった。
里志は手紙をじぃっと見つめ、俺を見た。
「じゃあなんだい、ホータローはこれをリンチの予告だとでも思ってるのかい。」
そんな事をされるような事をした覚えは無いが、まあそっちの方がまだ信じられる。
- Re: 氷菓 ラブレター(?) の波乱 ( No.3 )
- 日時: 2012/09/10 06:38
- 名前: はるうさぎ (ID: v8Cr5l.H)
というかそもそも…
「誰だ、こいつ。」
こいつ、はもちろん差出人のことだ。名前から女だろうとは思うが、知らないやつだ。
まあ、対人関係に疎い俺が知ってる方がびっくりだが。
俺の質問に、里志は見事に食い付いてきた。
「そうなんだ!その手紙で一番重要なのがそこだよ!まさか、高見さんから手紙がくるだなんて!」
紙の一番最後に小さく書かれた名前は、「高見佐和」だった。
…里志が知ってるってことは、こいつも変人なのか…
- Re: 氷菓 ラブレター(?) の波乱 ( No.4 )
- 日時: 2012/09/12 22:37
- 名前: はるうさぎ (ID: T1/NqzP3)
「里志は自分が面白いと思った人間しか覚えない」 。一応旧友としての付き合いはあるので、そのくらいは把握している。
…里志の面白い= 変人…
またため息をつきそうになった。
「高見さんといったらさあ、今一年生のなかで一番有名と言っても過言じゃないと思うよ。彼女、何が面白いかって言うと……あ、やっぱりやめた。」
勝手にべらべらしゃべっていた里志が、急に話すのをやめた。別に高見の情報に興味はないが、途中でやめられると気になる。
「なんだよ。話せよ。」
「いやいや、僕からは話せないよ。なんてったって、ホータローはこれから高見さんに会うんだから。お楽しみは、多い方がいいだろう?」
ぱちん、と可愛い子ぶってウインクしてきた目の前の男に、俺は激しく脱力感を覚えた。
- Re: 氷菓 ラブレター(?) の波乱 ( No.5 )
- 日時: 2012/09/16 17:24
- 名前: はるうさぎ (ID: CymMgkXO)
その日の放課後。俺は、部室でペーパーバックをめくっていた。
部室には、俺と、千反田しかいなかった。千反田は、律儀に勉強をしている。偉いことだ。見習おうとは思わないが。
ぺらりとページをめくると、何かが落ちた。拾ってみると、それは朝の手紙だった。
うんざりしながら何気なく文を読み、あることに気がつく。
「千反田。」
俺は千反田の方に顔を向けて、名前を呼んだ。
- Re: 氷菓 ラブレター(?) の波乱 【さ、参照200越】 ( No.6 )
- 日時: 2012/10/05 00:34
- 名前: はるうさぎ (ID: 2PmCSfE.)
「はい?」
千反田の大きな瞳が、こちらをとらえた。…俺はすぐに視線をそらしてしまう。
微妙に目を泳がせながら、俺は聞いた。
「お前のクラスに、高見佐和っているか?」
必要最小限の情報しかない高見の手紙の一番最後に、小さく「1ーA」と書いてあったのだ。そして千反田のクラスは、1ーA。
ということは、もしかすると俺も合同授業なんかで顔くらいは見ているのかも知れない。全く覚えがないが。
まあとにかく、未だにどんな奴なのか掴めていないので、今はすこしでも高見の情報が欲しい。
千反田は、「高見さん…?」と首を傾げた。
「ええ、勿論知っていますが…」
「どんな奴なんだ?」
「どんなって…身長は摩耶花さんと同じくらいで、小柄な方です。可愛らしくて、とても意志がはっきりしていると思います。」
ふむふむ。聞く限り、普通の奴っぽいが。
「素敵な方ですよ。彼女が…どうかしましたか?」
…どうかしたかと言われると、困るな。ただ単に、どんな奴なのか掴みたかった だけなんだが。
「いや、別に。」
うまくお茶を濁そうとしたが、
「折木さん。」
まずい、失敗した。
明らかに、千反田の目付きが変わった。
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