二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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≪完結≫ねこずきん
日時: 2013/05/26 10:51
名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)

こんにちは!!れおなです。

駄作者ですが、それでもみてってやるぜ、というお優しいお方だけお進みください。

ちなみに一つ二次(紙ほか)では小説おわらせました。

それとつながってるかもしんないので、よろしくです。(何をよろしくだよw



ここでは主人公目線が主なんで、そんなんでもおkだったらどうぞ…。

ちなみに、もうお分かりでしょうが童話の『赤ずきん』をいじくります

アドバイス・感想等を頂けると嬉しいです(キツくいうのはできればやめてください。




では二次童話シリーズ、はじまりはじまり〜((殴 勝手に名付けんなww


○●○●○●○●○●○●○○●○●○●○●○●○●○●○●○●○



幼いことからいわれてきた


『頭巾を人前でぬいでは駄目よ』


母もそういわれたらしい

一族代々守られている約束事。



だって—…


人間は怖いから

頭巾の下の秘密を知られたら






ここで、生活できなくなる

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Re: ねこずきん ( No.34 )
日時: 2012/11/18 16:00
名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)

おつかいの帰り道





今日は何よりの快晴





日差しを浴びて新芽がのびのびとしていた






小道を歩き、森にさしかかったとき



遠目で黒い物体を確認した






「あ」




真くんだった





こちらに向けて笑顔で手を振ってくれている






「迎えに来た。」




少し顔を赤らめながらそう呟いた




「ありがとっ!!」


笑顔でそう言い、真くんの腕を組んだ





「うわああっ!!?」

「兄妹だからやましいことは考えないと思ってるからこうできるんだよ?」

「…………兄妹、ね」




笑顔でそう聞いたけど、兄妹という言葉が耳に入るに顔が引きつる







やっぱり、好きなのかなぁ………

真くんのこと






「あ、見てみて〜!! 綺麗なお花畑だよぅ〜!! 七瀬さんに持って行こうよ?」





私がはしゃぎながらそう言うと、後ろで真くんが笑った




「そうだな」





そういって一緒に地べたに座って花を紡いでいく






「ひゃあああ!!?」

「春……? どうし…ってうわぁぁ!!?」




花を紡ぐのに夢中になってしまい、運悪く蜂の巣に頭をぶつけて大群を呼び寄せた




「おい、どうなったらこーなるんだよ!!?」

「わ、わかんなーい」



涙目ながら真くんが私の手を引いてくれた










「きゃあああああ」






快晴の青色の空にこだまする私の黄色い声

Re: ねこずきん ( No.35 )
日時: 2012/11/18 16:02
名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)

「はあはあっ……、な、なんとか助かったな。」




行きを荒くして真くんが走ってきた道を見やる



「うん、ぎりぎり………っ」





私がそういうと視界が突如眩んだ






「おい!!?」






真くんの声が聞こえる…………



何………?

Re: ねこずきん ( No.36 )
日時: 2013/04/19 00:29
名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
参照: 珍しく真目線〜★

春がどさりと重みをかけて倒れた


手のひらにほんのりと赤くはれた物体があった






「虫さされ…?」

「…この森に住んでいる蜂って麻痺性の毒をもっているんだよ。その衝撃でついでに気絶したみたいだね。ま、放置してて治るものだから大丈夫だ。」




ふと後ろから声がして振り向くと俺より年下っぽい茶髪の少年が真顔でそう呟いてこちらを見据えた






「だれだ…?」






後ろに猟銃がちらりと見えた




「僕? 名前は野崎健太だよ。君を殺しに来た猟師さ。」

「俺の存在……!!?」

「うん、ずっと後付けてたからね—…。」





そういって春の綺麗な金色の髪を撫でる




「………縷々の言いつけで。」

「いいつけってお前—…、何で守ってるんだよ?」

「…………もうそろそろ時間だから。また明日、ここに来れば話の続きをしてあげるよ。」






そういって何処かへと健太は消え去った

























—そうか、監視していたから縷々は今まで平穏だったのか。








「………っ」





隣で春の体がぴくりと動いた




肌が寒さで冷たくなっていた










「あ、日が暮れるな……。もう帰らないと………………。」

Re: ねこずきん ( No.37 )
日時: 2012/12/10 00:37
名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
参照: 珍しく真目線デスッ

「真くん、早いね〜。」




目の前でにこりと微笑みながら健太と名乗るこいつが手を振る



こいつが今日話を聞かせてやるっつうのに、日時を教えなかったからとりあえず早々と早朝に家を出た








既に指定の場所へいくといたので少々驚いた







「…お前、早いな。」

「早いと言っても大体さっききたばっかなんだけどね。」





笑いながらそういう





「僕たちって気があうのかな?」

「…それより本題。」

「本題かー。本題ってそういや、何聞きたいの?」

「縷々のこととか、お前のこととか…」

「そんなに僕のことが知りたいの?」

「…」





こいつといると、なんか調子狂うな、と感じた





「ふ、まあ、いいや。来たことだし喋ろうかな。」








そういって健太は近くの木の根本に腰掛けた

Re: ねこずきん ( No.38 )
日時: 2012/12/10 02:04
名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
参照: 珍しく真目線デスッ

「僕はね、縷々に拾われたんだ。」

「拾われた?」

「そう、この森で。幼少期の記憶はもうほとんど無いんだけど、小さい頃に春とそれと誰か見知らぬ女性と出会ったことは確かに覚えているよ。」




そういって不気味な笑みを創り、こちらを向く



「その女性、誰だと思う?」

「—縷々?」

「いや、なんとお前の家にも来たあのフィーラさ。」

「フィーラ?」

「しかも、十数年経ってるって言うのに、姿形は何処も変わってなくて、驚いたよ。彼女は初めて僕と会った日にまるで今日このとき会うことを知ってるような顔で僕をまじまじとみつめたよ。」

「…………」

「…話がずれたけど、僕と一緒に春も拾われたんだ。そこでは。そして、春は縷々が育てて、僕はどこか見知らぬ遠い街へと預けられたよ。」





そういう健太はどこか悲しそうな顔をしていた




「僕はそこでやることもないからさ、とりあえず預けられた家の主人が猟師ということで習って一人前になったときに、君の討伐の話が届いた。」

「…すごい偶然だな。」

「……。そして、その村に行ってみるとなんと縷々のいる村で…、ばったり出会ってしまった。そこで縷々から君のことや、春のこと…そして僕自身のことについてもきいたよ。」

「健太のこと?」


「—どうやら、ぼくも獣族らしいんだ。」


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