二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜地球を救え!狙われし少女とサッカー少年〜 ( No.5 )
日時: 2009/12/20 12:35
名前: 沙紀 ◆7/Kp.DKOrE (ID: 0cRf5/D/)

ep4

星凛中の校庭に出ると、青い生地に黄色い線が描かれている涼しげなユニフォームを着たサッカー部の部員達がいた。

新章「皆、お客さんだ。雷門中の円堂君達だ。」

円堂「はじめまして!よろしくな!」

みんなと握手をかわす。

円堂「雪城ってどいつなんだ?」

新章「ああ、あの子だよ。」

新章が指差した部員は————

長く美しい黒髪をなびかせてベンチで休んでいる、キャンプ場で会ったあの少女がいた。

円堂「あ・・・!!あの子は・・・!!」

雪城は青く澄んだ瞳を向けて、円堂に気付くと、こちらに走ってきた。

雪城「円堂さん!キャンプ場ではすみませんでした!!」

円堂「えっ!?いや、ホント大丈夫だよ。」

雪城「でも、すいませんでした。・・・あ、私、雪城 紗也です。よろしくお願いします!」

円堂「ああ、よろしく!」

鬼道は気付いた。

雪城は体調が悪いのだ。

円堂も気付いていた。しかし言わなかった。

監督「新章君、練習試合、お願いするわ。」

新章「はい。喜んで。」



こうして雷門中と星凛中の試合が始まった。

ピーッッ!!

試合開始。

最初は星凛中がボールを持っていた。

パスをつなげていくが————

吹雪「アイスグランド!!」

ボールは雷門中へ。

鬼道+一之瀬「ツインブースト!」

ボールは星凛中のゴールへ。

しかし————

雪城がゴール前に立った。

鬼道+一之瀬「—————!?」

雪城「アクアループ!!」

突如、雪城の前に巨大な水の輪が現れた。

ボールが輪の中へ。

鬼道「!!!!」

雪城は、しっかりとボールを捕らえていた。

皆が驚いている。雪城は笑む。

しかし。

雪城「————————っっ!!」

鬼道が支える。

鬼道「・・・具合悪いんだろう?」

雪城「ううん、大丈夫です!ちょっとつまずいちゃっただけで・・・さ、やりましょう!!」

雪城はそういって笑った。



後半。雪城にボールが渡った時。

必殺技を見せた。

雪城「リーフウェーブ!!!」

ザアッッ・・・・

葉が舞い降りる。

その葉は、積み重なりボールを紛れさせて波になった。

波がゴールに押し寄せる。

塔子「ザ・タワー!!」

しかし、波はタワーを本物の波のようによけてしまった。

塔子「!!!!」

円堂「パッと開かず・・・」

「ギュッと握って・・・」

「ダン!!!」

「ギューン!!!」

「ドカーン!!!!!!!!」

正義の鉄拳を繰り出す。

しかし————。

円堂「うわぁっっ!!」

守れなかった。

ピピーッ!!

ゴールの笛が鳴る。



雪城「円堂さん・・・大丈夫ですか?」

円堂「ああ、大丈夫。・・・それにしても、雪城すげーシュートだったぜ!」

雪城「本当ですか!?ありがとうございます!」


監督「新章君。彼女をキャラバンに参加させてもいいかしら?」

新章「はい。彼女さえ良ければ。」






こうして雪城はキャラバンに参加することになった。

一度雷門中に戻ることになり、青森を出発する時。

円堂「新章、いろいろありがとな!皆も!」

雪城「キャプテン、みんな、ありがとうー!!」




キャラバンのなかで。

風丸「そういえば最初雪城とあったとき何してたんだ?」

紗也「紗也でいいですよ。・・・あの時は食い蛇退治してました。」

円堂「食い蛇って・・・?」

紗也「建物とかを食べちゃう蛇です。星凛中も3回も食われたんで、退治してるんです。」

土門「え・・・じゃあ今まで食い蛇をサッカーで退治してたのか!?」

紗也「え?・・・はい。」

紗也の驚きの退治法に皆感心した。


ただ、吹雪だけは深刻な顔をして紗也を見つめていた。