二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜地球を救え!狙われし少女とサッカー少年〜 ( No.6 )
日時: 2009/12/20 12:36
名前: 沙紀 ◆7/Kp.DKOrE (ID: 0cRf5/D/)

ep5

ブロロロ・・・・

円堂「戻って来たぜ!稲妻町!」

円堂の声が空に響く。

皆は稲妻町に帰ってきた。

天気は快晴。

気持ちいい風が吹いている。

その風の中を、キャラバンは走っている。



河川敷のサッカーコートを通り過ぎようとした時————

風丸「あ・・・あれは、シャドウじゃないか!?」

サッカーゴールの前にシャドウと杉森がいた。

円堂「おーい!シャドウ!杉森!」

二人が振り向いた。

杉森「おお、円堂か!戻ってきたんだな!」

円堂「ああ!何もなかったからな!」

その時、紗也がふらついた。

吹雪が支えた。

吹雪「大丈夫・・・?」

紗也「うん・・・大丈夫。ちょっと、ね・・・」

紗也は苦笑いした。

その様子を見て、シャドウが気付いたようにハッとした。

円堂「シャドウ・・・・?」

シャドウ「いや、何でもない。・・・そういえば、雷門中できたみたいだ・・・」

円堂「本当か!?みんな、早速行こうぜ!」

紗也「・・・円堂くん。ちょっと先に行っててくれる?」

円堂「えっ?・・・ああ、いいけど・・・道は?吹雪も・・・」

シャドウ「・・・俺が教えるから・・・大丈夫」

円堂「じゃあ、先行ってるな!シャドウ、頼んだ!」

円堂達はキャラバンに乗って、雷門中へ向かった。



シャドウ「・・・悪いが、杉森。席を外してくれないか?」

杉森「あ・・・ああ」

杉森はそそくさと走っていく。

誰もいないと確認すると————

シャドウ「お前・・・逃げてきたのか?」

吹雪「・・・・・・・沙姫・・・」

紗也「・・・吹雪君は知ってたけど・・・あなたも知ってたの・・・?シャドウ」

紗也———いや、火谷 沙姫は、深刻な顔をしてそういった。

紗也「私の正体を知ってる者はごく僅かしかいないと聞いたんだけどね」

紗也は笑った。





雷門中は、きれいになっていた。

夏未「お父様!」

校長「夏未!皆も。・・・この通り、雷門中を建て直した。これからも頑張って欲しい」

円堂「校長・・・ありがとうございます!」

風丸「早速サッカーやろうぜ!」

円堂「おう!新しい技みせてくれよな!・・・あ、紗也達は?」

シャドウ「・・・ここだが・・・・」

円堂「うわぁっ!?・・・なんだ、シャドウか・・・。脅かすなよ」

円堂はおびえていった。




河川敷のサッカーコート。

皆が見守る中、紗也がシュートをうった。

紗也「リーフウェーブ!」

たちまち葉が連なり、波になる。

風丸が必殺技を魅せた。

風丸「刺切風(しせっぷう)!!」

風丸が回る。とたんに、強い風が吹いてきた。

紗也のうったシュートに、風が刺さる。

波を、風が切る。



風がおさまった。

風丸は、ボールを見事に捕らえていた。

皆「すげぇぇー!!!!」

皆の歓声は、遠くまで響き渡った。



それから1ヶ月、雷門中サッカー部は、何事もなくすごした。

しかし—————

魔の手は、すぐそこまで迫っていた—————。