二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: BLEACH 零を背負う者 ( No.11 )
日時: 2009/12/26 17:56
名前: 湯山 アヤカ (ID: VTrHJ6VV)

11 開戦の合図
  珠 視点

 あたしは藤原を隣の部屋へ連れて行った。

 「話はなんだ、藤原・・・さん」

 「やだなぁ〜、るかって呼んでよ〜、珠君。いや、舞奈ちゃん・・・・・・?」

 藤原は、口元をつり上げ、あやしい笑みを浮かべている。
 こいつ・・・、なんで。

 「なぜ、俺のことを知っている」

 「さぁ〜、なんででしょうね?」

 「質問を変えよう・・・、何が目的だ」

 「それは、いずれか分かることよ。でも、これだけは、覚えといて。おたくは、これから地獄を見るわ。絶対にね・・・」

 それだけ言うと、藤原は出ていった。


 「隊長、大丈夫ですか!?」

 あたしが執務室に戻ると、さっそく煉が声をかけてきた。

 「あぁ、なんでもない。ただ・・・・・・」

 「ただ?」

 三人が声をそろえて、あたしに聞く。

 「ケンカを売られた」

 あたしは、そこで一旦言葉を切った。自然と口角が上がって来るのが、自分でも分かる。それを、三人が心配そうに見ていた。

 「あたし、売られたケンカは、買うタイプなんだ」

 あたしが執務室を出ていくと、後ろから紅葉の声が聞こえてきた。

 「隊長さん、しゃべり方が元に戻ってる・・・」