二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ†君と一緒に†46話UP ( No.538 )
- 日時: 2010/04/06 19:09
- 名前: 月音 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
#47 白銀vs…
「ならば、コイツよりもこっちの方の相手をしてもらう」
と、祖父が出したのは……バンギラス
バンギラスは、悪・岩タイプ
それを判っているシルバーは口角を上げた
「なら、俺は……ニューラ!!」
「ニュラッ!!」
「ほう……ニューラか………」
「あぁ。お前も判っているだろうが、ニューラは氷タイプでもある!
岩タイプのバンギラスとは相性が良い!!
ニューラ、“冷凍ビーム”!!」
ニューラは口から冷気をだし、バンギラスを倒そうとした
だが
冷気が生み出した霧が晴れ、倒れているバンギラスが見える……わけでなく、ピンピンしているバンギラスがシルバーの目に入った
「なっ………!? な、何故だ!!!」
予想外の出来事に心なしに慌てるシルバーを見て、祖父…ユウキはニヤリと笑う
「……目を放すな。バンギラス“炎のパンチ”!!!!」
そう言い放ち、バンギラスは指示通りニューラに炎をまとったパンチをお見舞いする
……効果は抜群。ニューラは倒れた
「ニューラ…………。クソッ……。すまない、ユウナ………」
シルバーは傷ついたニューラをボールに戻しながらユウキに背を向け、ユウナに謝る
しかし、ユウナは攻めるわけでも、慰めるわけでもなく
「シルバーしゃがんで!!!!!!」
そういわれて、とっさにしゃがむ
そして、頭上をかする風の音が聞こえた
「………卑怯者!!!!」
しゃがむシルバーの前に、ユウナが祖父に怒りの言葉を向ける
立ち上がり際にシルバーは聞く
「……何がどうしたんだ…?」
「アイツ、バンギラスでシルバー“自身”に攻撃しようとしてた。それも…“雷パンチ”でね!!!」
ついに自身の祖父を「アイツ」とまで呼ぶユウナ
……それほど怒っているのだろう
銀に見え隠れしていた蒼が薄れていた
「勝負に背を向けるのが悪い」
「勝負はさっきついてたはずでしょ!!!!!
もう許さない……次は私が「ユウナ」
ユウナの言葉を、ゴールドが遮った
ユウナ同様、ゴールドの瞳にも怒りが現れている
……かつての氷仮面と、ユウキが被って見えたのだろう
「…俺はシルバーより弱い。…でも、それで諦めるのはもっと嫌だ」
「…………わかった。気をつけてね」
ユウナの心配に応えるように、頷く
そして、奴と対峙する
「……ニョたろう、行け!」
ゴールドが出したのは、ニョロボンのニョたろう
水タイプなのでバンギラスには相性が良い
……と、信じたい
あのニューラでさえ倒せなかったのだ
不安はあるが、今は相棒を信じるしかない。そう思いゴールドは身を乗り出したのだ
「………いくぜ!!!」
続く