二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: いつも傍に君がいる【イナズマイレブン】 ( No.2 )
日時: 2010/03/08 17:44
名前: P!nk (ID: mmFLxLPE)

第一章 「想い人」

「しーーーい!」

放課後部室に行く途中誰かに呼ばれた。
振り向くとそこには柚羽が立っていた。
バレー部に入ってるとは思えない、
綺麗なスタイルをしている。

「なしたー?」

「また知らない男子に告られた。」

柚羽は2年生の中では一番モテていて、
毎日のように告白をされるのだ。

「あの人からじゃないと意味ないのにー!」

「円堂?」

「もっちろん!」

円堂守。柚羽の好きな人。
雷門中サッカー部のキャプテン。

「ついこの前までバレー一筋だったのにね。」

そう。つい最近柚羽は円堂に一目ぼれをした。
あの熱血に惹かれたとか何とか…。

「今もバレーは好きだよ?円堂君の次にね。」

うち的には豪炎寺のほうが…。

「あ!!今豪炎寺君のほうがいいって思ったでしょ?」

「い、いや思ってない!!てかもう部活の時間だよ!!」

心を読まれたのかそれとも顔にでてたのか。
とりあえず話をずらす。

「あ!本当だ!今度話聞かせてね。」

そういって柚羽は部活に行ってしまった。
自分も部室に行こうとした時だった。

「好きです。付き合ってください!!」

近くの教室で女の子が誰かに告白していた。
ちょっとのぞいてみるとそこには豪炎寺の姿が。

「…ごめん。俺には好きな人がいる。」

ズキン。胸の奥が痛む。
豪炎寺に好きな人が…。
そこにいるのが嫌になって走って部室へ向かった。
自分が豪炎寺を好きなんだと気づいてしまったから。