二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 小型伝説・幻ポケモンによる逃走中! ( No.4 )
日時: 2010/03/29 17:42
名前: 咲花 ◆5Z0wVZSAQ6 (ID: HTxowPtR)

〜第1話〜
視界が真っ白になり、体が浮いた感覚になると、自分が今どうなっているのか全く分からなくなった。
地面だと思われる場所に足が着くと、そこはもう時空島だった。
時空島・・・。時間と空間が交わって出来た場所の島。普通ならポケモンや人は来られない。
「ここが時空島ね。噂で聞いた事はあるけど。」
「も〜、せっかく起きていられる時間なのに〜!」
「・・・お気の毒・・・。」
「なかまとはぐれたでしゅか?」
「・・・多分違うと思う。」
ここに飛ばされたポケモン達はザワザワし始める。
「ようこそ。時空島へ。」
この声は頭に直接響くものだった。
「まずは、ルールからご説明いたしましょう。」
ポケモン達の目の前にモニターが映し出された。
・・・それにはこうかいてある。

◆ルール説明◆
・90分間、この島中を影達に捕まらないよう逃げていただきます。
・テレパシー、浮遊以外の特殊能力の使用は禁止。(ただし捕まった場合はテレパシーも禁止)
・後でみなさんに渡す腕輪には、誰が捕まったのかやミッションをお知らせします。
・途中でリタイアする事はできません。

「あの・・・ちょっといいですか?」
「何でしょうか?」
「ボク明らかに不利じゃないですか?」
マナフィだ。彼は海に住むポケモンで、陸にあがる事などめったにないのだ。
「ご安心を。ここは時空島。海だろうが陸だろうが関係ありません。」
「瞬間移動はダメ?」
千年に一度目覚めるポケモン、ジラーチ。本人としては活動時間が短いのでゆっくりしたいらしい。
「ダメです。」
「ときわたりは?」
「ダメです。」
「影とかいうのに技を繰り出すのは?」
「ダメです。他になにかありますか?」
気になる事はもうないようで、皆は首を横に振った。
「それでは、腕輪をお渡しします。」
そう言い終わると、ポケモン達の腕にいつの間にか腕輪がはめられていた。
「そして、影達を紹介します。」
目の前に牢屋のようなものが現れ、中には素早さの高い虫ポケモンの姿をしている影が3体現れた。
「彼らは貴方達、逃走者を見つけると素早い動きで飛んでいきます。彼らに捕まると、前にある時空塔にワープします。」
セ「この鎖は?」
「みなさんに鎖を1本ずつ引いてもらい、ハズレの鎖を引くと影が放出され、ゲームがスタートします。順番を決めてください。」