二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: Magical☆Story【イナズマイレブン】 ( No.6 )
日時: 2010/04/18 14:01
名前: フィリア ◆snOmi.Vpfo (ID: QkS19nP.)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=15430

Story1


『イヤよ!絶対にイヤ!』


初めまして、ユリアです。
え?このフレーズ、どこかで聞いた?
そんなの、私の知った事じゃありません。


母「しょうがないでしょう?リリアがいなくなってしまったんですもの」


お姉様のバカ。

何で駆け落ちなんかするのよう!

私は今、ココにいない姉に向かって叫んだ。

もちろん、心の中で。


母「大丈夫、まだ結婚はさせないから。フィアンセを決めるだけよ


『何で!?私、まだ13歳だよ!?まだ中学生!』


魔法の国にも、学校はあるんです。

私は通ってませんけど・・・・・・。

あ、誰に説明してんだろ、私。


母「お父様は自分が結婚を反対したばかりに、リリアを失ったと考えているの。だから・・・・・・」


何?お父様を喜ばせろとでも?

そう言いたい気持ちを、一生懸命抑えた。


『でも!そういうのは、ちゃんと自分で決めた人じゃないと・・・・・・』

母「だから、ユリアに選ばせてあげるわよ」

『そうじゃなくて!もう!』


もう無理。

我慢の限界。


母「とにかく、明日にフィアンセを決めるパーティーを・・・って、ユリア!戻って来なさい!」


私はうまく魔法を使って逃げ出した。

こんくらい、簡単簡単♪

このまま、城の書庫へ走った。

どんな魔法を使ったかって?

姿を見えなくする魔法♪

∑はッ、また説明してるよ。


—城の書庫—


『このまま、ココにいよっと』


ここには、たくさんの本があって、私の一番好きな場所♪


『はぁ・・・・・・』


大好きなお姉様。

どこへ行ったの?

会いたいよ・・・・・・。

お姉様は私に、

「お父様があの人との結婚を反対するので、駆け落ちする事にしました!遠くにいてもユリアの事、思ってるからね!」

という手紙を残し、どこかへ消えた。

お兄様は森へ行ってしまったし・・・・・・。


『不幸・・・なのかな、私』


そう呟いて、手元にある本を読み始めた。