二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: Magical☆Story【イナズマイレブン】 ( No.12 )
日時: 2010/04/30 20:19
名前: フィリア ◆snOmi.Vpfo (ID: VJgd52Wn)

Story3


『こんにちは、レイチ大臣。こちらの方に何か御用でも?』


おかしい。

大臣はこんな城の外れの方に来る訳ない。

そう思いながらも、一応笑顔を作る。

私はこの人が嫌い。

何が嫌って、あの雰囲気が・・・・・・。

あれは普通じゃない。


大臣「実は・・・姫君。貴女に用があるんですよ」

『私に?お母様に言われたのですか?』

大臣「いえ、違います。私自身の意思で来たんです」


何故?

ここに来た理由を言わない。

ゾクッ

すごく・・・。

すごく嫌な感じがする・・・。

早くここを離れた方が良さそう。


『私に用事とは何ですか?』

大臣「姫君。貴女には・・・・・・消えてもらいます」

『∑え?』


私が聞き返す前に、私の足元に魔法陣が・・・!


『∑どういう事!?大臣!今すぐやめなさい!』

大臣「それは無理な事です、姫君。この国で一番魔力の大きい貴女が邪魔なんですよ。私の計画を進めるために、いなくなってもらいましょう」


くッ・・・!私をどうするつもりなの・・・・・・。

∑!?


『これは・・・もしかして・・・・・・!?』

大臣「クスッ。お気づきになりましたか。そう、貴女を異世界へ飛ばします」

『この魔法は禁断の魔法・・・!』


確か、約3年前くらいに使うのを禁止された。

魔力の消耗が激しいだけじゃなく、

どこへ飛ばされるか、分からないからだ。

時には、次元と次元の間、

つまり、何もない所に飛ばされる事も・・・・・・。


《姫様!》


あまりにも突然すぎる事だったので、

只、呆然と立ち尽くしていたユーリが叫んだ。


大臣「・・・煩い!」


大臣はそう叫ぶとユーリに魔法をかけ眠らせてしまった。


『ユーリ!チッ・・・』


あぁ!だから嫌だったんだよ!

このバカ大臣!

こうなったらもう、手のほどこしようがないの!

ほんと、むかつく!

性格が変わった?

違う、もとから。

これが本当のキャラなの!


大臣「それでは、姫。お元気で」


元気?

んな無理に決まってるじゃん!


『バカ大臣!』


最後にこう叫び、私は気を失った。

覚えているのは、あの男の笑い声だけ。