二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ†君の傍に†12話UP ( No.51 )
日時: 2010/05/02 16:48
名前: 天月 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
参照: 擬人化ってのも、ありですよ(

番外編 月夜の赤  *擬人化

黒い髪、紅い瞳、黄色のマフラー
夜を連想されられるその姿の主は…

「ルナ…だな」
「あ、ニューラだ」

そんな容姿とは裏腹に、“ルナ”と呼ばれたブラッキーは癒されるかのような笑顔をニューラに向けた
主人譲りの笑顔だ
そしてまた、ニューラも主人譲りのツンデレだ。気まぐれだが

「どーした? こんな夜遅くに」
「んー。夜長の散歩的な」
「ふーん…」
「ニューラは?」
「いや、俺は……暇だから」

ニューラは、長い黒い髪をかき上げた。
その姿はまるで主人そのもの
髪の色と、瞳の色だけは違ったが

「やっぱりニューラってシルバー似だよねぇ」
「お前こそ、ユウナさん似だろ」

ルナは物腰が一オクターブ高い声で、ニューラは氷のように透き通った声だった
ルナもニューラもよく♀と間違わられる
ルナはその姿相応ではない口調から
ニューラは姿そのもので
まぁ、二人が童顔だというのも理由の一つだが

「そういえば、ユウナさんは?」
「んー、今レッドの家ー」
「……。」
「あのさぁ、何変なこと想像してんの?ただのお泊りだよ?」
「そう言いながら、お前動揺してるな」
「………ふん」

と、そっぽを向く仕草に、ニューラは思わず笑いたくなったが、こらえる
笑う。という感情を紛らわそうと空を見たら
ニューラは「あ、」と声を上げた

「どったの」
「空、見てみろよ…」

空? と言いながらルナは見上げる
真っ暗な空に、まるでダイヤモンドでも散りばめた様に星が輝いていた
もちろん、マサゴでもこのような景色は見れた
でもマサラの空は、すごく綺麗だった
空さえも、「汚れの無い」と言えるほどに


「うわぁー………」
「すっげぇ、綺麗………」
「……あ、満月だ!! 今日満月だ!!」
「お、ホントーだ」

その空には、真珠のような丸い月が浮かんでいた
今宵の空は、一生忘れることの無い夜だったろう


「月といえば」
「俺のマスターだな」
「夜といえば」
「ユウナさんだな
じゃぁ、月夜と言えば?」


ニューラの問いに、ルナは笑顔で答える


      「ユウナとシルバー!」

終わり
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カップル的な要素はありません、最後もね←
ユウナのルナ(ブラッキー)とシルバーのニューラを出させました←
擬人化小説初です