二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】椿の化身は彷徨い続ける—。 ( No.37 )
- 日時: 2010/04/18 14:19
- 名前: Ive (ID: Rl.Tjeyz)
【五話】友好を深め正式に入隊か椿花
「暇ー・・・。」
今椿、友里亜、沖田は仕事をサボッている。
「じゃあ友里亜ためしに俺と性行為してみやすかィ?」
「なぁ椿ー今なんか聞こえたかー?」
「いや・・・。」
「椿も意外とノリが良いですねィ。」
沖田のいきなりの爆弾発言をスルーした友里亜と椿だが、暇なのに変わりはなかった。
「あーそうだ。椿、ためしに入隊テストするか。」
「それ良いですねィ。暇つぶしにもなって力量測れるんなら一石二鳥でさァ。」
「だろ?」
「・・・入隊テスト?」
「まぁちょっとした実力をしるためのテストみたいな?」
「ふむ・・・。」
「ま、簡単だからそう気負わなくて大丈夫だよ。」
「じゃあ・・・やってみようかの・・・。」
承諾した椿に友里亜は笑いかけた。
「ん。あ、沖田。テストの道具どこだっけ。」
「あぁ。それなら俺の部屋にありまさァ。」
「なわけねーだろ。何部屋に誘導しようとしてんだよ。」
「チッ・・・バレやしたかィ。」
「バレバレじゃい。じゃ椿と沖田、ちょっと待ってて。」
友里亜はそう言って踵を返して歩いていった。
今は椿と沖田の二人だけしかいない。
「なぁ椿。」
「なんじゃ?」
「友里亜は渡しやせんぜィ。」
「・・・お前は独占欲の強い男だの。友里亜は自由奔放な奴じゃ。そんなんじゃ振り向かすことは難しいぞ。」
「正確なとこ突いてくるじゃねぇかィ。」
苦笑する沖田と椿のもとに友里亜が帰ってきた。
「おー何?仲良くなってるし。どした?」
「いや・・・。ただお前さんの話をしていただけじゃ。」
「俺の?」
「うむ。」
「へぇ・・・。」
話しながら準備を済ませた友里亜。
「じゃーこれよりテストを始める・・・。」
————————テスト終了——————————
「意外と体力とかも良いね・・・。」
結果をぱらぱらと見て呟いた。
「俺や友里亜とまでは行きやせんがなかなかのもんでさァ。」
「たしかにな・・・。」
「有望な新人が入ったもんでィ。」
ふっと笑ってから椿の方に向き直した。
「じゃ、テストは終わり。一回中戻るか。冷えてきたし。」
「そうじゃの。」
「寒いんなら俺が暖めてやりまさァ。」
「遠慮する。」
「遠慮は無用でさァ。」
「ここで友里亜は拒否権を発動した。」
「何でさァ。ドラクエですかィ?」
そんな二人のやりとりに椿が小さく笑った。
それは白い椿のように控えめだが清楚で美しいものだった。