二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ぷよぷよ7 僕達のプリンプタウン ( No.3 )
- 日時: 2010/04/29 15:41
- 名前: リジェル ◆mWmyLN68N. (ID: SsRumGYI)
- 参照: http://blogs.yahoo.co.jp/aoi_kagamine_rin
そういえば、ここは学校だという。
と、言う事は、ここのほかにも教室があって、人がいるのであろう。まさか、学校の意味合いまで違った世界だとは思えない。
それ以前に、シグとは日本語で会話が通用した。
「ねぇ、他に生徒っているの?」
「いるよ。アミティ。」
アミティ。真っ先に出ていた名前に、何か感じるものがあった。簡単に言うと、どこかで聞いたことのある名前だという事。
「あの、えっと・・・シグ?」
「いこ。教室。」
「待って!待ってよ。」
シグは、握手をしたままの右手を握り締めて、歩き出す。
追いかけるように歩くが、シグの歩きが異常に早い。手だけがどんどんと先へ進んでいった。
「待ってってば!シグ!」
「ついた。」
大して長くは無い。むしろ身近すぎるほどの廊下の奥に、その教室はあった。
廊下は十メートルに満たないほど小さく、端から教室、職員室、保健室、玄関、その四つしかなかった。
一年黄組の教室。中からは、なにやら騒ぎ声が聞こえた。
「うわぁぁぁ、ちょ、ちょっと!僕を殺すきかい?」
「ざけんな!アミティのパ(ピー)ツ見たからいけないんだろ?あぁ?」
「ひぃぃぃ!」
「りんごちゃん、もういいから。マグロ君だって、わざとじゃなかったんだよ。」
「私というものがありながら・・・サイン!!」
「うぎゃぁぁぁ・・・。」
その直後、ボン、と爆発音が鳴り響いた。
「ひぃ・・。」
「りんごちゃんが、暴走してるみたいだね。」
「なんで?」
「さぁ・・・いつものことだから。」
ためらいなしに進む、シグが勇ましい。
ドアを開けた先には、予想的中で、黒焦げになった少年を赤毛の少女が踏み潰している。少年はまだ生きてるようだ。
「あれ?その子はー?」
さっき聞いた恐ろしい会話から行くと、彼女がアミティだ。金髪を赤いキャスケットでまとめた少女だった。
「この子・・・倒れてたから。」
シグは、そういって。奥へと進む。慌てて追いかけるが、止まらざるおえない状況に出会ってしまった。
「ファイアー!!」
ボム、と真っ赤に燃え上がる火の玉が、自分の前を通り過ぎるのを見た。その後、茶髪の少女が、こちらに来た。
しゃべり声がかすかに聞こえたが、そこまで意識は持たなかった。