二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: DQスターズ ー神と魔王と星の主ー ( No.4 )
日時: 2010/08/23 03:36
名前: L.O.B. (ID: x8gi1/u3)

謎の爺さん、モルネスさんに連れられ、俺はとある集落にやってきた。

ドラキー「おかえり! マスター!」

ドラキーだ!
分かっていても驚いてしまう。


…そういえば、ここに来る前はまだ夜だったのに、今は昼である。
時差の影響だろうか…?

爺「おお、ドラきちか。良い子にしてたか?」

ドラきち「…今朝、子供扱いしないでっていったばかりなのに」

爺「そういえばそうじゃったな。すまんすまん」

ドラきち「なんて。もう気にしてないよ。
     …ところで、マスターの隣にいる人だれ?」

爺「この者は…えっと、何と言ったかな?」

武「田辺武です」

ドラきち「変な名前だねー。異界人じゃあないの?」

爺「その事でこの者に話があってな」

ドラきち「そう。おいらはちょっと出かけてくるねー」

爺「あまり遠くへ行くでないぞ」

ドラきち「はーい」

そう言って、ドラきちは去っていった

爺「…さて、奥にわしの部屋がある。ついてきなさい」

そう言って、集落の奥地へと進んでいった。


…俺はふと辺りを見回してみる。
さすが、魔物爺さんと呼ばれるだけの事はある。魔物だらけだ。
普通はそれだけでも凄い事だが、何より驚いたのは、
彼らがまるで人間のように行動しているという事だ。

爺「何をしておる? 早く来なさい」

武「あ、はい!」

俺は慌ててモルネスさんの所まで行った。
そして、ワラでできた今時じゃ考えられん家の中へと入っていった。

モルネスさんがござ? に座ったのを見て、俺も座った。

爺「さて、さっきの話の続きじゃが、どこから話せばよいか…
  とりあえず、その時のお前さんの状況をくわしく教えてくれ」

武「自分の部屋の壁をすり抜たら、ここに出てきたんです。
  そしたら、帰れなくなって、魔物に襲われて…」

爺「ふむ。となると、異界の扉をくぐり抜けてきた可能性が高いな」

武「異界の扉…?」

爺「ズバリ聞こう! お前さんは神が嫌いじゃな?」

武「はい。消えて欲しい位です。」

爺「やはりそうか…。あの扉は、神を嫌う者の前にごくまれに出現する、
  超常現象なんじゃよ」

…俺は自分自身が話についていけてるのか分からなくなってきた。

爺「ときにお前さん、<神と魔王と星の主>という神話を知っておるか?」

武「知りませんね…初耳です」

爺「この世界に語り継がれている古い伝説じゃ。
  神と魔王が争い、その結果、星は三つに分かれた…そう言われておる。」

武「その分かれた星って…」

爺「そう、お前さん達人間だけが住む(神界)と、人間と魔物の住む(異界)、
  そして、魔物のみが住む(魔界)じゃ。」

なんでこの爺さんはこんな事を知っているのだろうか…
もう分からない事だらけ。頭が痛い…