二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: DQスターズ ー神と魔王と星の主ー ( No.6 )
日時: 2010/08/23 03:45
名前: L.O.B. ◆x1uH80VgBs (ID: x8gi1/u3)

無事、スライムのスカウトに成功した俺。

爺「さて、次は武器じゃが…先ほども言った通り、ここには武器はない。
  ここから西へ街道沿いへ行った所に、ステラドという町がある。
  とりあえずそこへ向かうといいじゃろう」

ステラドの町か…
それにしても、俺はモルネスさんに世話になりっぱなしだ。

武「分かりました。色々とありがとうございました。」

あまり迷惑を掛けてはいけないと考えた俺は、
すぐにもここを出ていきたかった。

しかし、またモルネスさんに止められた。

爺「これ、待ちなさい」

武「何ですか?」

爺「仲間が一体増えただけではまだ安心は出来ん。
  そこでじゃ。お前さん達にこの<魔本>をやろう。」

そう言ってモルネスさんが差し出したのは、一冊の桃色の本だった。

ダン「うわ〜、何だか重たそう…」

魔本? DQ通の俺でもそんな言葉は聞いた事がない。

武「この本が何の役に立つんですか?」

爺「まあ、中を読んでみなさい」

俺はその重厚な本を手に取り、表紙をめくってみた。
…中には、何だか訳の分からん文字がたくさん書かれていた。
しかし、何故か読む事が出来た…。

武「単騎回復の呪文…ホイミ…だって!?」

爺「そうじゃ。その本には呪文の極意が記されておる。
  お前さんがそれを読めたという事は、もうホイミの呪文は使えるはずじゃ。
  試しにやってみなさい」

俺は未だに半信半疑のまま、頭の中で呪文を詠唱してみた…

するとどうだろう。
その瞬間、俺の体を小さな光が駆け巡った!

武「これは…」

武はホイミの呪文を覚えた!

爺「ふむ。他にもたくさんの種類の魔本がある。好きなだけ読んでいくがよい。
  どっこいしょ、と」

そう言ってモルネスさんはたくさんの魔本を取り出した。
旅を目前に、まさか本を読む事になろうとは…

しかし俺は嬉しかった。
神界では考えられない技(呪文)を使えるようになったのだから。


何とも言えない期待と衝動に俺は突き動かされていた。