二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: リボーン二次小説『風紀委員長だって恋をする!』 ( No.319 )
- 日時: 2011/02/18 21:19
- 名前: ボリーン (ID: wrLdH9zW)
第二十四話
ベ「でも・・なんでオレ・・?」
骸は静かな微笑みを見せる・・
骸「クフフ・・その理由は2つあります・・
一つ目は・・貴方がフラーに好意を抱いていたということ・・
フラーを支える役を快く引き受けてくれるだろうと
考えたからです・・二つ目は・・僕がそう
望んだからです・・・・」ベ「はぁ?」
骸「っと言うとですね・・一つ目の理由だけでは
フラーに好意を抱く人間・・そう・・
僕の弟子である・・フランでもいいわけです・・
でも僕はそれを望まなかった・・・
フランに他人を心から愛するなどということを
覚えられては・・これから先の成長に多大な
影響が出るのでね・・・だから・・
貴方を選んだのですよ・・・」
骸は悲しげな表情で語る・・
ベ「・・・・っていうか・・元はといえば
あんたが原因じゃね・・??」
骸「えぇ・・そうです・・本来ならば
その役は僕が引き受けるべきです・・
しかし・・・僕は人を心から愛することが
出来ませんから・・・」
骸の顔は語る内にどんどん苦悩の表情に変わる・・
ベ「??・・クロームとかいう女のことは・・
それに・・フラーのことだって・・」
骸「・・・・確かに・・クローム・・いえ・・
凪のことを愛おしいとは思います・・・
守ってやりたいとも・・・しかしそれは
物としての愛おしさも含まれています・・」
骸の目が奇妙にギラつく・・
骸「フラーのことも・・愛してはいますよ・・
しかし・・常に上手く利用しようと
思ってしまうのですよ・・・」
骸は一瞬・・心底悲しそうな表情を見せるが
すぐに冷静な顔つきに戻る・・
骸「・・今話したように・・僕は
人を純粋な一途な思いだけで愛することが
できません・・・そのことが
フラーにまた悪影響を与えるのが怖いんですよ・・・」
苦笑しながら語る・・・
ベ「・・・・ふ〜ん・・・まぁ・・
それがフラーのためになるんだったら喜んで
引き受けるけど・・・」
骸「そうですか・・それは嬉しいですね・・
では・・よろしくお願いします・・」
骸の体は霧に包まれる・・
霧が晴れるとそこには誰もいない・・・