PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【D.Grаy-man】 黒鳥は唄を紡ぐ——オリキャラ募集中 ( No.27 )
- 日時: 2010/06/18 18:01
- 名前: 瑞夜 ◆aUgcx1Sc9Q (ID: COldU63y)
- 参照: http://トロンボーンのスライドってどうしてこんなに長いんだろう。重い。
———————悲劇の序奏。
それは。
始まりであり終焉であった。
「それでは、頼みましたヨvv ミシェルvv」
「了解いたしました」
異空間、とも呼べる場所に1人の少女と男が居た。
男の姿はとても大きな口に、これまた大きなシルクハット。そして紳士服の様な服。
とても大きい、この世の空間には入りきらない様な大きな雰囲気を発している。
軽薄に見せようとしている雰囲気は、分かる人にはきっと見えないだろう。
一方、少女は男と対すると小さそうに見える。
しかし歳を考えると身長はそこそこある。
黒色の肩より少し下ほどの髪、そして銀色の瞳。
「貴方が一族のハーフで良かったでスvv 一族の恩恵を受けながらイノセンスを扱えますからネvv」
男は元から微笑を浮かべている表情に少し笑みを浮かべている。
少女はその笑みを嬉しさと受け取ったのか微笑を返す。
「貴方様のお役に立てるなら、光栄です」
決して嘘とは思えない、心の底からの言葉。
そして彼女は忠誠の印なのか額に聖痕を浮かばせる。
まるで、十字架の様な痕。
「それでは偵察を頼みまスvv くれぐれもエクソシスト共の甘ーい言葉に惹かれちゃ駄目ですヨvv」
男は全てを知っているかの様に話す。
まるで、騙されたかの様に。
「えぇ、了承しております。私は貴方様にお仕えするのですから。
——————千年公」
少女はそう言い、その場を去った。
目には憂いを、額には痕を。
これが。
悲劇の序奏となるとは、決して知らずに。
PR