二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:  時間 【鋼の錬金術師】 ( No.9 )
日時: 2010/07/01 18:06
名前: 魁菜 (ID: Z5bWY0rP)

     *° 第3話 ガルヅア *°

 リズさんをひっぱって連れてきたのは、司令部からちょっとの喫茶店だ。
中に入り、適当に席を選んで、リズさんを座らせた。

「さてさて、改めて自己紹介を「そんなこといいです!!」あ、そうかい」

「そんな事より……。私は何があったか覚えていないんです! トゥローがいたのは覚えている! ですが、あの日何があったのか!」

「私も分からないんだ」

 ……やはり。話にならない。トゥローに何があったのか、私は分からない。
もうここに用はない。私は真実が知れると思ったのに。……あて外れだよ。

「それではもう、失礼しま「待つんだ」」

 私は眉をひそめた。リズさんは真剣な顔をしている。

「君の錬金術は何だった?」

「時間、ですが?」

 何が言いたいんだ、この老人は

「君の錬金術は、過去を見る事は出来ないのかい?」


     【封じ込めた錬金術は、もう、使わない事にした】