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＊＊第７話＊＊

PiPiPi…

静かな朝に目覚ましが鳴る

「ねみぃ〜…」
重いまぶたをこすりながら目覚ましの針の位置を確認した

8:03

「…寝坊した」
極力あわてずに準備を済ます。
ただ登校は猛ダッシュだった

キーンコーンカーンコーン

「はっはっ、間に合ったー…」

息を切らしながら席に着いた
隣の席のこがリュウに話しかけてきた

「汗、かいてますよ」
彼女は静かにポケットティッシュを渡すと
「あぁ、ありがとう!　って、お前誰だ？」

「あっ、初めまして、ヨルです………。」
ちょこっと声のトーンが下がった気がした

「俺はリュウ!よろしく、つか同じクラスに名前もわかんないやついたんだな」
勝手にヨルの手を握るリュウの手をまじまじと見つめた後
「僕……煩いのは苦手なので……。なかなかしゃべれなくてですね…。」
たじろぎながら口を開く

「ふぅん……あ、先生きた。ハイこれティッシュありがとうっ」
にかっと笑ってティッシュを手渡しするリュウ

「どういたしまして」とヨルがいったとき耳が赤くなってたことをリュウは知らない

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