二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】曇空にも月は輝く ( No.192 )
日時: 2011/03/25 15:26
名前: 瑠々 (ID: .qxzdl5h)

【春休み特別編】桜の木の下には死体が埋まっているって言うけど、あれ迷信じゃね?:中編


「何?此のゴリラ」

月奈が冷めたような目で其のゴリラを見た、其の刹那——、

「なぁに、レギュラー見たいな顔して座っとんじゃァァァァ!!!」

「グハァァァッ!!」

バキッと言う鈍い音と共にゴリラが妙に殴られ、周りに居る沢山の花見客に危害を加えながら遠くに吹っ飛んだ。

「て言うか妙ちゃん、レギュラーじゃな・・ぐむっ」

「月奈ちゃん、そんな事言っちゃ駄目!」

新八に口を押さえられ、バタバタと暴れる月奈。何とか新八の手を外し、「あれ何?」と妙に殴られたゴリラを指差した。

「あの人は、真選組局長の近藤勲さん。毎日姉上に付きまとうストーカーだよ」

「警察の癖にストーカーしたら駄目じゃね?つーか警察失格だよね?
ストーカーに瞳孔にドSが居る警察ってヤバくね?」

月奈がそう言った時、後方から声がした。

「悪かったな」

「あ。」

声がした方向を見ると、緑の髪の瞳孔が居た。
しかも其の後ろには、恐らく真選組隊士だろう。大勢の男の人が居た。
まあ、中には月奈と同い年位の少年もいたが。

「真選組がこんな所で何やってんの?」

「花見。」

七香の問いに、直ぐ女の子からの返事が来た。
其の人物は勿論日向だった。
月奈と日向はお互い「久しぶり」と挨拶をしていたが、銀時、新八、神楽、妙は真選組と喧嘩になりそうな雰囲気の中、会話していた。

「何でテメー等が此処にいる?大体此処は毎年真選組が使っている場所だって前にも言ったろ?」

「何言ってんだ。何でも早い者勝ちなんだよ」

銀時はそう言うと、いかにも気持ち良さそうな顔をしながら寝そべった。銀時の其の様子に腹が立ったのだろう。土方は額に血管を浮かべ、
今にも刀を抜きそうだった。

「じゃあ、此の場所を賭けて、勝負しようよ」

七香の提案を聞いた瞬間、先程まで神楽とメンチ切っていた沖田が口を開いた。

皆嫌な予感がした。
「絶対アレ来るぞ」と言う表情をしている。
勿論皆の予想は当たった。



「第二回、叩いて被ってジャンケンポン大会ィィィィィ!!」



『またかァァァァァァァァ!!!!!』


万事屋+妙&真選組(沖田を抜いた)が声を揃えて、大声で言った。