二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【夏目友人帳×ボカロ】 †夕焼け空† ( No.16 )
日時: 2010/10/03 21:28
名前: 浅葱 ◆jnintUZIrM (ID: COldU63y)
参照: http://PC変わったので名前も変えました。白柊です

4page いぬがみ
(夏目友人帳side)

走るに走っていつの間にかもう神社に着いていた。……実は走る内に少女を見失ってしまった。
辺りをキョロキョロと見回して奥の方へちょっと進んで辺りをキョロキョロ見回して……を繰り返す。
すると、人影が見つかった。けれどその人影は少女のものではない事がすぐに分かった。



「……む、アイツお前の探していた藍風とか言う女か?」


「多分…………」

藍風らしき人影は何かを探している風にさっきまでの俺と同じ風にキョロキョロを辺りを見回している。






藍風は、やっぱり妖が見えるのか……?





俺はなるべく驚かせない風に自然に歩きながら藍風に近づいてみる。
すると、藍風は気づいたのかこちらを見た。表情は驚きと不思議そうな感じの混じった感じだ。





「藍風……藍風遥だよな」


藍風は、静かに頷いた。




「そうだよ……夏目と同じく、妖が見える。藍風だけど?」



「! ……じゃあ俺が此処に来た理由も知ってるよな?」

藍風はまたも静かに頷くと俺を静かに見据えていた。
本当に、妖が見えるらしい。その証拠に彼女の左隣には





     犬耳の生えた人型の妖が立っている。


「……それは、使役している妖なのか?」

「うん、まぁそんなところ。名前は“いぬがみ”」

藍風は返事をやや濁しつついぬがみを指差した。
妖、いぬがみは俺をちらりと見ると特に反応をするわけでもなく大人しそうに藍風の横に立ってる。
ただ霊力からして大物の妖と言う事が良く分かった。





「じゃあ早速だけど女の子は見た?」


「……この神社に来てからは見てない」


お互いがお互いを見て、少し笑いあう。
藍風が(自分的に)話やすい女子で良かったと安心した。まぁ、ちょっと不思議な奴だけれど。
ニャンコ先生といぬがみは相性が良いのか何なのかお互いにやりと笑いあっている。


「じゃあ、手分けして探すか」

「了解」


早速打ち解けた、とでも言う風に俺と藍風は分担して少女を探す事にした。