二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

---4.晩御飯は家族と ( No.5 )
日時: 2010/11/11 20:43
名前: 璃莉 ◆Lfyfbq.t.A (ID: FxHN6Bqz)

学用品を大量に買い込んだ後、二人はフルーパウダーで自宅へと戻った。








4four.








「おかえり」


ソファーでくつろぎながらそう言ったのはエリサの父、ザックス・べレスフィールドだ。


「パパ! 」


エリサは暖炉から飛び出し、荷物を放り出して父親の胸に飛び込んだ。


「おかえりなさい! 」

「ははっ、帰ってきたのはエリサの方だろう? 」

「だってパパ、朝いなかったもん! 私が入学許可証をもらったっていうのに」

「本当かい!? よかったね、エリサ! じゃあ今まではダイアゴン横町に行っていたのかな? 」

「そうだよ」

「父さんをおいてくなんて……」


悲しげな顔をしたザックスに、ルウェラとエリサは口をそろえて言った------


「「言うと思った! 」」


***



暖かいローストチキンを頬張りながら、エリサは口を開いた。


「パパ、ところで今日は何のお仕事だったの? 」

「あ、そうだそのこと! 父さんホグワーツの理事に選ばれたんだ! 」

「「え!? 本当に!? 」」


予想外のザックスの答えにルウェラとエリサは危うく夕食をのどに詰まらせそうになってしまった。


「どうだ、すごいだろう!」


ザックスはこれとばかりに胸を張っている。


「あなたすごいじゃない! 」

「パパすごーい! 」


妻子からの称賛に、ザックスはにっこりと笑った。


「でもさぁ……パパってそんなにえらかったっけ? 」


エリサは的確なつっこみを入れたが、ザックスは心外だと言わんばかりの顔をした。


「なぁにを言っているんだい娘よ! 父さんこう見えても魔法省ではお偉いさんなんだからな」

「ふぅん……」


エリサは納得のいかないような顔をする。


「本当さ! エリサのおじいちゃんも昔は魔法省大臣だったんだ」

「すごいじゃん! 」


------あぁ……楽しみになってきたぞ! ホグワーツ!