二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ボーカロイド】ミクの初恋☆ ( No.1 )
日時: 2010/10/24 15:51
名前: 紫陽花 (ID: kIkEWl1w)

第一話 私は、マスターの傍で・・・


「皆、おはよう。」

「あ、ミク姉。おはよう。」


私、初音ミク。

今はマスターは居ないけど、これから買って貰ってやるんだ!

ところで、今残ってるのは・・・


リン

レン

カイト

私の四人なんだよね・・・・・。


メイコさんやルカさんは買われちゃって、私は売れ残り・・


皆の所に、時々行ったりするけどね。

皆、新しい曲をどんどん歌わせてもらえて良いな・・・・。

私はまだまだだもん。


それに、皆には売り手となる曲があるし・・・

リンちゃんやレンくんは、悪のシリーズがあるし・・・

カイトはカゲフミがあるし・・・しかも、私のワールド・イズ・マインを取ったし・・←マイナーなのに気付いてない

私は、何があるんだろう・・・



「ミク姉?どうしたの?」


「・・・あ、リンちゃん。」

「どうしたの?ボーッとして。」

「レンは黙ってて!」

「あ・・・ごめん。」

「リンー、菓子ー!」

「このバカイト!黙ってなさいよね!」

「私、代表曲ってあるかな・・って思ってて・・・。」

「ミク姉の代表曲?えっと、メルトに、裏表ラバーズに、みくみくにしてあげるに、カンタレラに、ロミオとシンデレラに・・・・・・・。」

「僕的には、モノクロ∞ブルースカイに、白い雪のプリンセスはに、鎖の少女に・・・・。」

「そっか・・・。私でも、売れた曲あるんだ!」

「そうだよ!」

「だったら、私が可愛く無いだけかな・・・・・。」

「え!充分可愛いと思うけど!」

「だって、売れないし・・・。」

「でも、気になってる人は居るみたいだよ。」

「え、どこに?」

「ほら、あの人。最近、ずっと来て、ちょっと見て帰ってる。視線の先はミク姉だしっ!」

「え・・・私?」

(ミク姉ったら、かなり鈍感なのよね・・・ま、そこも良い所の一つだけどね。)

「そうだよ。でも、お金が無くて買えないって表情してるけどね。」

「そっか・・・。」




その日から、私の心が揺れ始めた・・・


何で?


私、機械だもん。


感情なんて・・・・・・・


無いと思ってた・・・・。