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第二話　この感情って、恋かな・・？


「あ、また来てるよ。あの人。」

「ほんとだっ！ちょっと待ってて！」


ダッ


「ミク姉、どうしたんだろ・・・あ、あの人に恋でもしたとか？」


タッタッタッ


「髪、乱れてないかな・・・？服は・・・？」


私、何か変だ・・・


あの人が来ると、可愛く居なきゃって思っちゃう。


あの人の幸せそうな笑顔をもっと見たいって思っちゃう。

「あ、服・・・こっちにしてみよう。」

・・・服でも、最近は白やフリルが増えた・・・かも。

全部、あの人の為。


服も、アクセも・・・たまに歌も。

全部、名前も分からないあの人の為だから。


「ミク姉〜！早く来ないと帰っちゃうよー！」

「あ、リンちゃん！すぐ行く！」


ガタガタガタッ



「「あ・・・。」」


目が合っちゃった・・


ニコッ


笑って・・くれた・・。


その笑顔が、すごく温かくて。

好きなんだな・・・って思った。


私、やっぱり変だ・・・。


こんなにも、暖かく、しかも体中がカァって熱く・・・


これが、恋？