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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ボーカロイド】ミクの初恋☆ ( No.3 )
- 日時: 2010/10/25 18:19
- 名前: 紫陽花 (ID: LZf.dg50)
第三話 遠くから・・・だけでも良い・・。
何・・・この感じ・・・
体じゅうが熱い・・・・・・。
これが、恋・・?
あ、でも、今はじっとしてなきゃ・・・
今は一般のお客さんも来てるし・・
・・・・・でも、あの人も『一般』のお客さんなんだもんね。
じっと、貴方のことを見つめていることしか出来ないんでしょうか・・・神様。
私に、動いて良いというチャンスを・・・
「あ、いたいた!売れてなかった・・・良かった・・・。」
あ・・・・私のこと、探してたんだ・・。
「お金、足りなくてごめんね。でも、もうすぐで足りるから・・・。」
そっか、仕方ないんだ・・・。
私は、売り物だから・・・。
「でも、僕の所に来たら、思いっきり歌わせてあげるからね。」
そっか・・・楽しみ。
・・・・・ああ、そっか・・・
私、歌うことしか無かったんだ・・・
所詮、機械だもんね。
・・・いくら、人間の声を元にしていても。
「それに、僕は君の傍に居てあげるよ・・。」
え・・・?
ただの機械の私の?
歌うことしか無い私でも?
つぅ・・
あ・・・いけない!
ダッ・・
「ミクが・・・動いた・・・。」
バカバカバカ!
私のバカ!!
何で・・・なんで泣いちゃうの?!
何で、逃げちゃうの?!
何で・・・・胸が苦しくなるの・・?
貴方のこと思っただけで・・・。
貴方を見つめてるだけで・・・・・。
貴方と話したかった・・・っ。
でも、私・・・・。
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