二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】銀色に輝く華 ( No.7 )
日時: 2010/11/18 16:53
名前: 瑠々 (ID: 5YaOdPeQ)

第壱訓「気合を入れて行こうッ!!」

「すいませーん。お伺いしたい事があるんですが・・・」

小さなスナックの扉を開け、高く、良く通る声で店の中に入って行った少女の髪は日の光を浴び、キラキラと光る宝石の様だった。

「『坂田銀時』って言う人、知ってますか?」

——————————————

————ピンポーン・・・・・。

「坂田サーン。アホノ坂田サーン。家賃ノ回収ニ来マシター」

カタコテの言葉で喋る猫耳の女性を無視し、小さなテーブルの下に隠れている三人は、ただ息を潜めていた。

「いいか、何も喋るなよ。宇宙と一体になるんだ」

「分かってるヨ、銀チャン」

「いい加減家賃払った方が良いんじゃないですか?
本当に此処、追い出されますよ」

上から順に、
坂田銀時。銀髪天然パーマで糖尿寸前の甘党星人。
神楽。オレンジ色の髪に綺麗な青い瞳を持ち、おまけに肌が真っ白と言う美少女だが、大食い。
志村新八。黒髪眼鏡の駄目男。

すると、扉の向こうにもう二人やって来た。

「銀時。アンタにお客さんだよ」

と声を上げるが銀時は無反応。何故なら、もしこれが嘘だったら一溜まりも無いからだ。

「『華咲銀色』って子がアンタに会いたいってさ」

「華咲銀色」と言う名前を聞いた瞬間、銀時は目を見開き、テーブルから出ると、扉を勢い良く開いた。

「あ。銀時じゃん」

サラサラの銀色の短い髪を後ろで結び、瞳は青と赤の
オッドアイをしている。

「銀色ォォォォォォォォォッ!!!」

銀時の声が、町中に響き渡った。