二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: MH 紅蓮の大陸 Ep1.黒狼  第三話更新!! コメ求む  ( No.21 )
日時: 2011/02/27 23:16
名前: 風(元;秋空  ◆jU80AwU6/. (ID: KjzdqHYY)

コメント下さった方々有難う御座います+明けましておめでとう御座います^^
健康には注意して下さいね?人間関係は円満で有る事を願います!


虎へ
お久し振りですねぇ本当^^
いやぁ,GAIM(綴り有ってる?)ではかなり悲しい目にあった風ですvv
やっとアキレスの物語も楽しい所に差し掛かってきた所で……リーブロ復活まで書けただけで良しとするか(苦笑
妬ましいって……僕と君とでは結構な年齢差が(汗
アルセイス…是からもっともっと冷酷な面を目立たせて行こうと思います…
まぁ,アルセイスがモンスターに執着する理由は追々もう少し細かく記す予定です!

アビス様へ
どうしてもアルセイスのその凶暴性と言うかを示したかったのでこうしました……
然し,良く遣ったなぁ…捕獲したモンスターに攻撃を当てれないのが何でなんだろうとか考えながら(オイ…


Monster Hunter〜
 紅蓮の大陸 Ep1 黒狼
 〜設定資料集Part4〜

>>登場人物 Part2

名前:フォルサーミア・シュノーケル
年齢:28歳
性別:♂
身長・体重:182㎝:72㎏
血液型:AB型
誕生日:2月15日
容姿:兜の後ろより出る長い青髪以外は常に装備により隠されていて分らない。
性格:任務主義で余計なことを喋るのが苦手。堅物で禁欲的。
備考:リーブロの友人で古龍掃討部隊第二部隊副隊長を勤める。
武器:カチワリ・鬼鉄ノ命・デモンズメテオ(オリジナル)
防具:アンタレスXシリーズ(オリジナル)・カイザーXシリーズ・夜叉・真シリーズetc
ランク:G級


名前:リーブロ・ヴェイン
年齢:29歳
性別:♂
身長・体重:179cm:63kg
血液型:O型
誕生日:10月10日
容姿:身で肩まで掛かる茶髪……何時も笑顔の端正な顔立ち。
性格:他人をおちょくるのが好きでシニカルな言動が目立つ。
常に自分の本心は暈し表面上は丁寧。冷静な判断力もある。
備考:キーラの師匠であるフォルサーミアの友人。否,同じハンターを師匠に持つ兄弟子的立場。
武器:キリキザミ・霞双剣オオナズチ・影縫狂コクヴェ(オリジナル)
防具:金剛・真シリーズ・ガルルガXシリーズ・ギルドナイトシリーズetc
ランク:G級


名前:キーラ・ナルドブレア
年齢:24歳
性別:♀
身長・体重:167cm:52kg
血液型:B型
誕生日:8月28日
容姿:唇が色っぽい青の優しげな瞳の綺麗な銀色の短髪が映える溌剌とした女性
性格:母性的で心配性に見えて毒吐きで楽天的な所がある。
面倒事と鬱陶しいのが苦手。
備考:フォルサーミアの弟子でアルセイス達の所属する町の受付嬢もしている。
武器:雷神剣インドラ・マスターオデッセイ・双鋏etc
防具:メルホアZシリーズ・キリンXシリーズ・ガンビスZシリーズ(オリジナル)
ランク:G級


〜あとがき〜
結構オリジナル装備が増えてきました…オリジナル装備,オリジナルモンスターの構想が♪



MH 紅蓮の大陸 Ep1 黒狼
第四話「G級へ」

 

クエストの成功をギルドへと狼煙を上げてアルセイス達はクエストの成功を
気球に乗って居るギルド直属の監視官に伝える。やや立って気球から光が発せられる。
帰りの馬車を手配するから指定の場所で待てというサインだ。
ギルドの設けたキャンプで各々疲れた体を癒していると数十分後,
モンスターの居ない安全な場所に待機していた竜車が到着した。

「はぁ,待ち草臥れましたわ…」
「お待たせしてすいやせんイリアの嬢ちゃん!全速力で街へ走らせるんで,早く乗んなせぇ…」

竜車の運転手に促され先ずイリアが乗り込む。
其れを見てトットナムが次にアルセイスが最後にツヴァイが乗る。
狩りで体力を消耗したから防具を全て外している為か見事に竜車の中は満員となった。
ツヴァイがパタンと易しめに扉を閉めた瞬間に竜車が動き出す。



_____________


____夜

竜車により帰路に着き数時間,当りはすっかり暗くなり満天の星空が空に広がる。
その星空を見る事が出来た事…詰り生きている事に感謝して四人は笑みを浮かべた。
街が姿を現す。街の中へと竜車は悠然と進み門から数mの所で歩を止める。
アルセイス達は其処で竜車から降り運転手の男に会釈して報奨金を貰いに酒場へと向う。
酒場の様子が妙に可笑しい。
今は夜更けだ。無論,ハンターの世界は夜でもクエストを受けられる。
夜クエストに出る物も怏々に居る。
然し,それにしても活気が有り過ぎるのだ。
夜,ハンターがクエストを受注する事が有るといっても
人間は夜行性と言う訳ではない。朝ほどに活発にクエストの受注がなされる筈は無いのだ。

「妙だな」
アルセイスが口を付いていう。


「まぁ,入って見リャ分るだろ!」

バン!!



                     ____G級昇進オメデトウ!!!



ガシャアァン…


「は?」
「G…………級?」


アルセイスの言葉に対して
大型モンスターとの直接の対峙はしなかったお陰か
他の面子と比べるとまだ体力が残っているベルサーが派手に扉を開ける。
其の瞬間,幾つものジョッキとジョッキがぶつかり合う音と
G級昇格おめでとう!と言う声が響き渡る。その言葉にイリアは唯,驚く事しか出来ず
他の面々もシドロモドロだ。
当然だ。彼等は裏の事情を知らないのだから…


シュカッ!!


アルセイス達の放心を冷ます為に投擲されたナイフがツヴァイとアルセイスの横を通り
外に置いてあった空ダルに当る。
その恐怖に頭が動き出し自分達がG級になった事を祝っているのかと考え始める。
だが,思い当たる節が無くナイフを投げた主を見詰める。


「未だ分らねぇって表情でヤンスね?」

「心当たりが無いんだが…」

ナイフを投げた痩せ型のひょろ長い顎の細い目付きの悪い嫌みったらしい男が話しかけてくる。
青目の茶髪の異国訛りの有る男でナイフ投げの達人であると同時に
イリアの師匠であるノーヴァのファンクラブの会長である男イザーク・トルランチェだ。
そのイザークの嫌味を含んだ言葉に怪訝に眉根を顰めツヴァイが問う。

すると,イザークの横で酒を呑んでいた肩幅の広い長身の深紅の頭髪の堀の深い顔立ちの男
ゾッド・ヴェルノランスがイザークの顔面にジョッキをぶつけイザークを吹飛ばし話し始める。
そして,今回のガノトトス討伐クエストの件には最初からギルドが関わっていたと言う事実を伝える。
詰り蒼氷龍は最初からギルドが捕獲した物だったと言うのだ。
もし,ガバル・デナバルから逃げる事を考え奴の撃退をせず
ガノトトスのみを討伐するなどと言う狩りの結果ならG級に昇進は出来ていなかったらしい。


「雲を掴むような話だな…俺達がG級」
「雲を掴むも何も事実ですよぉ?もっと喜んで下さいぃ♪」

「そうじゃぞ息子よ…良く遣った」
「父上」

最初から何か可笑しいと思っていた。
若しかしたらギルドが関与しているとも思っていたがまさか上位から一気にG級まで昇進するとは
冷静沈着なツヴァイも流石に呆けている。その様に既に酒が入り酔いが周ったキーラが言う。
更にツヴァイの父である竜三郎も続く。

龍三郎はツヴァイと比べ小顔で全体的に先鋭的な顔立ちで
筋肉質ながら引き締まった肉体をしている様だ。武器も太刀だし容姿的に余り似ていない為
血縁関係に有ると言う事は知らない物が多い。

「父上……そう言えばフォルサーミアさんやワルキューレさん達が居ませんが?」
「あいつ等は北東のルーフェンス峡谷で今頃シェンガオレンと戦ってる所だ。」


「アーチャーが指揮官らしいですぜ…」


猟団「紅蓮」の面々や自分達に近しい者達が集まる中,何人かの深い知人が居ない事に気気付く。
自らの父に疑問を投げ抱えるツヴァイ。
事情を知らない龍三郎は押し黙るが直ぐに事情を知るゾッドが応える。
それに加えゾッドに吹飛ばされたイザークが顎を抑えながら
先程は悪かったと言う様な様子で続ける。

其処に,キーラが出来立てのアプトノスの霜降り肉と地酒を持ち運んでくる。
厨房の方に目を向けると髯を蓄えた厚化粧の角張った顔立ちの健康的な肌の男
俗に言うオカマと言うに相応しい男,ハミュッツ・グランヴェルテがママさん振りを発揮している。
何時も死と隣り合わせの戦いの世界に身を置いている時分…
こう言う無礼講の場は本当に嬉しいと思うツヴァイだった。

「おい,師匠のほうにも行って遣れよ」
ゾッドの言葉に忘れていたとばかりに立ち上がりツヴァイは
1人で寂しく酒を啜るこの中でも一際目立つ筋骨隆々の黒い肌の巨漢の所へと歩む。
目の色と髪の毛は黒,百戦錬磨の証の傷が至る所にあり左目は眼帯を掛けている
「巨人兵」と評されるギアガスだ。

「来たか…登り詰めると信じていたぞ」
「有難う御座います」

「今は無礼講だ…ハンターの世界は常に戦い,死と隣り合わせの危険な職場だ。
だが,人間とは小さきかな…所詮延々と緊張感を保ち続ける事は出来ぬ。
この様な休める時に羽を休めねば次に続かんのだ…今の祝いの時を味わえ。
明日はまた,何時もの狩るか狩られるかの日々へと変るのだから」


師ギアガスは自らの弟子が自分と同等の地位に登り詰めた事を賞賛し
今は休み明日に向けて英気を養えと言う。普段はもっと単刀直入に言うが
酒が入っている性か少し言葉が長く人間らしい。ツヴァイとしてはこの方が話しやすい。
ツヴァイは師匠であるギアガスの横に座り酒を啜り始めた。


一方,アルセイスは師匠であるワルキューレが居ない事を確認した瞬間に酒場から出る。
元々,酒や人と騒ぐと言う事が嫌いな上に彼にとってG級昇進は通過点に過ぎず
祝って貰うに値しない事なのだ。唯,黙々と自分の家へと向かい眠りに着いた。


「はぁ……ぐっ!?」

眠っている途中,突然悶絶するほどの痛みに襲われる。
何時もならこの激痛の後請口内から血を噴出するのだが今回は其れが無い。
何かの予兆なのだろうかと最近,早くなる吐血の速度に恐怖を感じるアルセイスが其処に居た。
誰にも知らせていない持病が何時かばれる可能性が出来たという恐怖に…


一方,酒場———


「呑〜め呑〜め呑め♪一気一気!!」
バタァン…

「負けたでヤンス…」
「次!」

「じゃぁ,俺が相手しようか♪」
「リーさん?死にますよ?」

「俺は不死身なんだよ…今日も可愛いなノーヴァ」
「ふぅ…始めますよ」


タン!

「ではぁ,位置に付いてぇ………ヨ〜ィ…ドン!!!」

____30分後<勝者ノーヴァ・ヒュールン>

アルセイスが帰路に付いた頃,定例の酒豪ノーヴァとの飲み比べが始まっていた。
始めに犠牲になったのは無論ファンクラブのNo1であるイザークだ。
白い肌の気だるげな美しい表情と水晶の様な青い瞳…黒く結ばれた綺麗な長髪が特徴的な
イザークの意中の相手,靴を甞めろと言われればイザークは喜んで甞める。
そんな害虫を倒しノーヴァは頬を赤らめる事も無く余裕綽々だ。

そんなノーヴァの相手をしようと現れたのはギルドナイトスーツを着たリーブロだった。
底の見えない厭らしい笑みを浮べお手柔らかに頼みますという風情で座る。
然し,そんなリーブロにもノーヴァは容赦なく牙を向く。
ハミュッツの飲み比べのスタートの合図と同時に一気にジョッキ壱杯分を飲み干す。
そのスピードたるや正に神速…リーブロは挑む事が愚かだったと思い知る。
そんなリーブロの横でテンションの高いトレッド頭の馬鹿が飲め呑めコールを続けている。



ビシャァ…
「てめぇの声はイラつくんだよ…トットナム」
「すんません」

苛立ちに我慢できず残ったビールをベルサーの顔面にぶっ掛ける負け犬が其処には居た。
其れに対して負け犬リーブロの殺気に当てられたベルサーは
愕然とした表情で怯えながら涙声で謝るのだった。


ジ〜……
「ん?」

ニコリ…

「ミー?」
「YES」


「ノノノノノノノノノNO————————!!!」

そして,その日最後の犠牲者と成ったのは調子に乗りノーヴァの近くでうろついていた
ノーヴァファンクラブ会員番号1031番のベルサー・トットナムだった。
酒を碌に飲めないトットナムは僅か二杯でダウンしノーヴァにつめたい言葉を浴びせられるのだった。


「あ〜ァ,良い男居ないかなぁ?」
「居るじゃないですか…リーブロさんとか♪」

「はぁ〜,無理無理…アレと結婚するとか考えられないですぅ」
「トットナムは譲りませんわよ!!」

「トットナム君は要らない子ですよ」


「ひ……どぃ」
「イリア……飲み比べしません?」


「謹んで却下します」


一方,ノーヴァの弟子であるイリアはノーヴァが飲み比べをしている姿を尻目に
今,婚活に力を入れ始めているキーラと恋バナを展開していた。
普段は敬語調の彼女だが酒が入った事とイリアの事を深く知っているという事もあり
口調が随分砕けているようだ。

イリアはと言うと自らの恋人は渡さないと釘を打つが
全く魅力の分らないキーラには言う必要も無い事だろう。
キーラのきた無い物を見るかのような瞳を確認したトットナムは
涙を流しながら卓上に伏した。
酔った師匠の申し出を丁重に冷静にイリアが断ると同時に
糸が切れた様にノーヴァが倒れ込む。
どうやら呑み過ぎて意識を保てなくなったらしい…
その日の夜,酒場は貸切状態となり彼等は朝まで騒ぎと通した。

_____________

次の日,アルセイス達は正式にキーラの元で手続きをして晴れてG級と成った。
余り呑めもしないのに一気に飲んだ性で酒が頭に残っているトットナムは
苦しそうに千鳥足で遅れて現れた。


「うぅ〜…ノーヴァちゃんファンクラブ万歳」
「ヤレヤレ…」

途中からツヴァイに肩を借りて来たらしい。
キーラに何時もの様に口説きに掛かる余裕も無い程に憔悴していた。
イリアはと言うとあの程度の酒で情けないと心配する所か愚痴を言う。

「既に皆さんはG級として当ギルドから認められていますが,
カードを造らないといけないので少々お待ち下さい」

G級への申請は承諾されたがG級認定のカードを是から手渡される事になる。
上級の認定カードをキーラに渡し出来るまでの間に
次のモンスターを何にするか会議する事となった。
何時もの場所に座り皆で話し合う。
結果…ティガレックスとショウグンキザミ…そして,大焔竜べギアロスの
大討伐クエストを選ぶ事と成った。

上級ハンターから受注できるクエストだが全モンスターが手強く,
G級成り立て…それも特別条件の下にG級になった程度の自分達には厳しいクエストだ。
先ずはG級へ行く前に各々腕を磨き更に強力な武器を手に入れる事に力を注ぐと言う
意見で一致したのだ。

「カード出来ましたよぉ♪」

ザッ…
「早速クエストですか?」
「あぁ……紅蓮の王者達,是を受注する」


「畏まりました♪」

ドン!

カードが出来た事をキーラの報告で知りカードを取りに行くついでに
受注書を出す。キーラは認定印を受注書に押す。
「宵桜」G級昇格後初のクエスト「紅蓮の王者達」開幕。


〜クエスト No.193562〜

依頼者:ファイアニアス火山を良く通る行商人
場所:ファイアニアス火山
依頼内容:ティガレックス・ショウグンキザミ・べギアロスの討伐
備考:俺はファイアニアス火山の向こうの街シナントでしがない鉄鋼売りをしている。
鉄鋼類はあの辺では有り余ってて街では売れないんであんた等の街に何時も来てるんだ。
熱い火山を何とかモンスターの目から逃れてな。いっつも大型モンスター位見かけはすんだが…
今回はちぃと厄介だ…何と,普段いがみ合ってる筈の連中が何故か提携をとってやがる!
大型モンスターが提携を…群れを成すなんて有得ねぇんだが……確かに統率が取れてんだ!
とても俺等じゃあの火山は渡りきれねぇ!!頼む…何とかしてくれ!!
推奨ハンターランク:6


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





                          ∞END∞



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