二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達2 ( No.106 )
日時: 2011/01/06 18:01
名前: 薔薇結晶 (ID: DxRBq1FF)

第70話 「親族会議・後編」



楠「では、これから優峰家の親族会議を始める。」

楠がそう言うと全員が起立する。
そして、自らの名前を言うのだ。

楠「優峰財閥、会長、優峰楠。」
樹璃亜「優峰財閥、次期会長、優峰樹璃亜。」
沙羅「優峰家、長女、優峰沙羅。」
風丸「優峰家、兼風丸家、長男、一郎太。」
双樹「優峰家、次男、優峰双樹。」
双磨「優峰家、次男の息子、優峰双磨。」
牡丹「優峰財閥特捜部、部長、優峰牡丹。」

と、自己紹介をして席に着く。



双樹「父さん、本当に跡継ぎは樹璃亜ちゃんでいいんですか。」
楠「…それがどうしたというのだ。」
樹璃亜「双樹叔父様は私が跡継ぎなのが不満だそうです。」
楠「何故じゃ。」
双樹「それは…、双磨の方が相応しいからです。」
双磨「お父さん!僕はやりたくないって言ったじゃん!」
双樹「黙っていろ、双磨。」
双磨「…。」
樹璃亜「双君がやりたくないって言っているのに遣らせるんですね…。」
双樹「双磨の方が成績も優秀、金融、経済においても樹璃亜ちゃんを勝っています。」
楠「……それだけか。」
双樹「!?」
楠「会長は頭がいいだけでは勤まらん。確かにそういうことも大事じゃ。じゃがな。」
樹璃亜「『精神』が強くなくては勤まらないんですよ。叔父様。」


牡丹「話題を変えさせて頂いてもよろしいでしょうか、皆様。」
樹璃亜「いいわよ。で、何なの。」
向日葵「お嬢様にはすでにお話ししたのですが、ガルシルドの『標的Ⅹ』についてです。」
楠「山茶花から話は聞いておる。次の標的の事だな。」
樹璃亜「…Ⅹが誰か分かったの?」
向日葵「………まだ正確には掴めていないのですが、どうやらⅩは優峰家か、その親戚にあたる人物のようです。」
楠「何っ!!」
風丸「そうだ!昨日の夜に円堂達がガルシルド邸に忍び込んでデータを入手したんです!」
樹璃亜「はぁっ!?ちょっと、ガルシルドの屋敷に忍び込んだの!?」
風丸「あぁ、そのデータは今日響木監督が警察に届けに行ったんだ、もしかしたら…!」
牡丹「警察に連絡を入れて調べます!向日葵、山茶花!」
向日葵「はい!」

牡丹達は急いで会場を飛び出した。

樹璃亜「全く…、無茶なことするわよね…。」
風丸「まぁ、円堂らしいと言えばそうなんだけどな。」
双磨「円堂って…、イナズマジャパンの?」
風丸「あぁ…。俺の幼馴染。」
双磨「ふ〜ん…。」


こうして、親族会議は幕を閉じたのだった。




第70話 終わり