二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達2 ( No.243 )
- 日時: 2011/03/29 22:07
- 名前: 薔薇結晶 (ID: fgNCgvNG)
- 参照: http://blogs.yahoo.co.jp/gran_fenrir/2549590.html
第78話 「打倒ガルシルド」
ジュリア「いっ、今…なんて…!?」
ガルシルド「聞こえなかったのか。君の両親を殺したのは、この私だ。」
ジュリア「私の両親を…殺した!?」
2〜3年前、日本にイギリスから緊急帰国。
そこで待っていたのは、両親の遺体。
真っ白だった。
ジュリア「あ…あああぁぁぁああぁ…!!!」
「嫌あああぁぁぁぁああああぁぁあぁぁああ!!!!」
マーク「ジュリアっっ、ジュリアッッ!!!」
ジュリアの体を揺するマーク。
彼女から出てくるのは大粒の涙だけだった。
すると、そんな時だった。
<<ブゥンッ>>
マーク「!?」
黒い、魔法陣。
枯れた蒼の薔薇。
マーク「まずいっ、“最終奈落”…!!」
みんな離れてくれ!!、そう叫ぶマーク。
全員指示に従い、その場を数歩ほど離れる。
マーク「ジュリア!!しっかりしてくれっ!!ジュリアッッ!!!」
ガルシルド「ふっふっふっふっふ…、これでジュリア・クラウンは戦闘不能だ。」
マーク「貴様っ…!!」
ディラン「落ち着くんだ!マーク!!」
ガルシルド「さて、始めようか。アラヤ・ダイスケ。いや…円堂大介!!」
円堂「えっ…?」
じいちゃん?、と円堂が呟いて、アラヤ・ダイスケを見上げる。
マーク「ジュリアっ、ジュリアッッ…!!」
ジュリアは放心状態だった。
恋人の妹を助けに来たはずが、両親を殺したのは自分だ等と言われて。
頭が可笑しくなりそうだった。
ジュリア「…ない……。」
マーク「ジュリア…?」
すると、黒い魔法陣が消えた。
そしてジュリアは立ち上がり、ガルシルドに向かって…
ジュリア「絶対に許さないっっ!!!」
そう言った。否、叫んだ。
その眼は決意に満ちていた。
ガルシルドはそれを見て、また笑った。
ジュリア「お願いします!!私にも…私達にも戦わせてください!!」
円堂大介に向かって頭を下げるジュリア。
ユニコーンのメンバーも、それに続き、頭を下げ始めた。
マーク「ミーシャはガルシルドに捕えられているんです!!俺達が黙って観ている訳にはいきません!!」
ジュリア「お願いします!!円堂大介さん!!!」
大介「…分かった。」
その言葉を聞いて、ジュリア達の表情が変わった。
「「「「ありがとうございます!!」」」」
大介「よし…今回はイナズマジャパンとユニコーンの混合チームで行く。」
両チームのメンバーが頷く。
大介「前半はイナズマジャパン9人、ユニコーン2人で行く。」
ユニコーンからは、長身のトニーとダイク。
そして円堂大介はジュリアにこう言った。
大介「ジュリア・クラウン。」
ジュリア「はい。」
大介「両親の事は残念だが、今はガルシルドを倒す事だけに集中しろ。そして、チームガルシルドの動きをしっかり見るんだ。」
「そして、コピーしろ。」
ジュリア「…ユニコーンはコピーチームなんですよ?相手の動きは1回見れば十分です。まぁ…。」
「弱点は全て曝け出してやりますけどね。」
それを聞くと円堂大介はニヤッと笑った。
第78話 終わり