二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達2 ( No.258 )
- 日時: 2011/04/13 21:53
- 名前: 薔薇結晶 (ID: 9upNnIV5)
第81話 「ガルシルドへの復讐・後編」
「違うっ!!」
円堂大介、再び叫ぶ。
「がん、しゃん、どわんじゃない!!がんっ、しゃんっ、どぅわああぁぁぁ———んだ!!!」
ジュリア「…って、どう違うのか分からない…。」
マーク「もう全く持って不明なオノマトペだな…。」
ディラン「理解不能だね…!」
やはり、分かる人物は殆ど居ないようで…。
その間にも、試合が進む事は変わりない。
ディフェンスが次々に抜かれ、綱海とマンティスの一騎打ち。
「「“ジャッジスルー3”!!」」
そしてコーナーでクロウがボールを拾い、
クロウ「マウス!!」
マウス、と呼ばれる選手に高いパスを打ち上げた。
その選手は、紛れもなくミーシャだった。
ジュリア「ミーシャを鼠(マウス)ですって…!!」
マーク「くそっ…!!」
怒りを抑えきれなかった。
そして、ミーシャが放った一撃は。
「“真・ペガサスショット”!!」
円堂「なっ、“ペガサスショット”!?」
鬼道「まさか…一之瀬の技をコピーしたのか!?」
ジュリア「いいえ…いいえ、違うわ…!!」
マーク「コピーしたんじゃない…、カズヤがミーシャに直々に教えたんだ…!!」
ジュリア「円堂君!!イジゲン・ザ・ハンドで止められるわ!!絶対に止めてっっ!!」
円堂はジュリアの言うとおり、“真・イジゲン・ザ・ハンド”を使用する。
確かに、“真・ペガサスショット”はゴールの向こうへと飛んで行った。
目金「どうして新しい技にさせなかったんです!?」
ジュリア「これ以上の失点があると後半に響くわ!!」
目金の質問に答えるジュリア。
だが、ジュリアが予想もしない大声で叫んだ為、目金が怯む。
コーナーからチームガルシルドの攻撃。
ゴールへと叩き込まれるシュートをすべて危うい所で弾いている円堂。
そして、またアレが。
「“ガンショット”!!」
「がん、しゃん、どわああぁ——————んっっ!!!」
薄らと、魔神の様な姿の何かが浮かび上がる。
だが、“ガンショット”は突き抜けて、ゴールポストに直撃。
弾きかえって、ミーシャが拾おうとするが、円堂がボールに飛びついた。
<<ピッピ————ッッ>>
「えぇ!?飛鷹と壁山をFWに!?」
ウォーミングアップをしながら話を聞いているジュリア。
そう言えば2人ともDFだったわね、と心の中で呟く。
彼女には大体の予想がついていた。
なので、夏未の話は完全に聞き流していた。
夏未「…って、貴女聞いてるの!?」
と、夏未が叫ぶ。
『あなた』の漢字に女が入っている時点で、それがジュリアだという事が分かる。
ジュリア「貴女に言われなくても分かってるわ。私はDFなんでしょ。」
大介「ほぅ、良く分かったな。」
ジュリア「まぁ…基本何処でも出来るので問題は無いですけど。」
靴ひもを結びなおしながら答える。
結び終わると、最後の段階。髪をかき上げて、かなり高い位置でポニーテールにする。
そして、キッと眼つきを変えて、こう言い放った。
ジュリア「ガルシルドを、叩き潰す…!!」
第81話 終わり