二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達2☆必殺技・FC技募集☆ ( No.396 )
日時: 2011/05/31 21:40
名前: 薔薇結晶 (ID: dQt5LOir)
参照: http://bluerosebreak.blog.fc2.com/

第12話 「永久に、おやすみ」







メアリー「…そう、ちょっと楽しくなるかな。」

と、吹雪の『フィールドチェンジ』を見て、そう言うメアリー。
「次の標的は彼ね」と呟く。

メアリー「…フィールドチェンジ、“眠り姫・夢中世界”…!」

<<ザァァ>>

不動「…例の『フィールドチェンジ』か。」
メアリー「でも『私の世界』の方がスーランより仕掛けが多いよ?」

パチンと指を鳴らす。
すると薄紅色の鳩が一斉に吹雪を襲う。
“幸せの鳩”と言うらしいが、あまりそう言うイメージではない。

吹雪「っ…アフロディ君ッ!!」

と、アフロディにボールをパス。
アフロディはボールを受け取った瞬間“真・ヘブンズタイム”を発動。
そしてフィオナを抜くが。

<<ポォンッ>>

アフロディ「ッ!?」
サクラ「…まだ遅いね。」

私には止まって見えた、と言い残してドリブルを開始。
すると、物凄いスピードでゴールへと駆け上がる。
鋭く、速く、美しいドリブルで。まるで…

             ————————————『彼女』のような……・・・————


フィディオ「…まるで、『彼女』を見てるみたいだ…、サクラを見てる気がしない…!!」

ディラン「マーク…、」
マーク「…あぁ、そうだな。俺には…」

   「ジュリアを見てる気しかしない…!!」


サクラ「…ジュリアを思い出してるみたいだけど、私はジュリアじゃない。…サクラだよ。」

と、サクラが発言したその場所はゴール前。
ホルネスと1対1。

ホルネス「…(確かに。みんなが言ってる事…分かるぜ)…来い…止めてやる…ッ!!」
サクラ「止められるかは知らないけどね。」


「“フォーマルファイア”——ッッ!!!」

「…止めてやるさっ、“ホルス・ゼロ・ネビュラG5”ッッ!!!」

さすがはリトル・クラウン第1期生の正GK。
かなり惜しい所までは止める。

ホルネス「(くっ…まずい……、ッッ!!!)」

顔を歪める。
そして、ホルネスを通り抜けたボールはゴールへ突き刺さる。


 かと、思われた。
だが、ある人物がそれを阻止した。

ホルネス「ッ!?、フィディオ…ッ!?」
フィディオ「く…、っ“真・オーディンソード”ッッ!!!」

そしてシュートとして打ち返した。
スタンッと着地音を立てる。

ホルネス「お前…よく戻って来れたな……!!」
フィディオ「だてに『白い流星』とは言われてないからね。」
ホルネス「…だな。」
フィディオ「大丈夫か?手。」
ホルネス「心配すんな、全然余裕だよ。…サンキューな。」

それを聞くと、フィディオは一瞬笑みを零して、また駆け上がった。

現在ボールはリトル・クラウンが保持。
キープしているのは不動だ。

不動「上がれッ!攻め込むぞ!!」

それを聞いて一斉に選手があがる。
吹雪を呼び、『フィールドチェンジ』を命じる。
まだ相手の“眠り姫・夢中世界”が発動中、相殺出来る可能性があった。

吹雪「フィールドチェンジ、“オーロラの氷結世界”ッ!!」

また、世界が凍った。
しかし今回は半分だけ。

メアリー「黙ってはあげませんよ、“魔法使い(ファンタジック・マジシャン)”!」

すると、ふわふわとした魔法使いの様な少女の幻影が現れる。
「お願い」とメアリーが呟く。


不動「ッ、何…!?」
アフロディ「うわっ…!!?」

と、急に落とし穴にはまったのだ。
そしてボールはメアリーの元へ。

メアリー「…1つ目で脱落。これはダメですね。」

エルザにパスを出す。
ボールを受け取ったエルザはそれを蹴る。

 ボールが消えるくらいの速さで。


吹雪「ぐっ…!!」

と、見えたのは、吹雪の腹部にボールが当たった時だった。
余りの勢いに、後ろに吹っ飛ぶ。

メアリー「“妖精の宴”。」

妖精が舞い降り、エルザの周りをくるくると回る。
そして、エルザはまたボールを蹴った。

「“眠り姫・老婆への怒り”。」

と、呟いて。

「眠り姫は堕とされたんだよ。老婆にね。」







メアリー「…『永久(とわ)に』。」

 「「おやすみなさい、王子様。」」


<<ドサッッ>>


「吹雪——————ッッ!!!」






第12話 終わり