二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達2 ( No.502 )
日時: 2011/08/31 12:48
名前: 薔薇結晶 (ID: .9bdtmDI)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

第27話 「堕天使の妹」











「どういう事だよジュレール!!」

ジュレール「…何の事かしら。」

蒼い薔薇しか咲かないその場所で、蒼以外の声が響いた。
其の色は、以前『女王』が抱えて居た色。
其の色は紅。

リサ「しらばっくれんなッ!!!」
ジュレール「…破壊活動の禁止の事かしら?」
リサ「そうだよ!!お前ふざけてんのか!?」
ジュレール「…ふざけてて私の地位が勤まるとでも思っているのかしらね。」
リサ「あぁ、お前に勤まれば誰だって出来るさ。」

その発言をして黙って居なかったのが10人居た。
『蒼の天使』、『ブルーエンジェル』。

アリス「あまりにそれは言い過ぎだと思いますが。」
リサ「何処が言い過ぎなんだよ。破壊活動こそ私達の使命だ。」
ナタリア「貴女には決して分かりませんよ。」

   「崇高なジュレール様の考える策略は」















未だ雷門中に留まり、特訓を続ける『リトル・クラウン』。
破壊活動禁止の令から翌日の夜の事だった。

鬼道「『エレメントロスターズ』の破壊活動がぴたりと止んだな。」
不動「こんな急に止まれるとかえって不気味だぜ。」

一之瀬「どう思う?」
マーク「さぁな。指令を出したのはジュリアだろうが。」
土門「だよなぁ…。何でこんなタイミングで破壊活動を中止するんだ?」



??「はぁ…やっぱりかぁ。」
??「でしょうね。…私にはとても信じられませんね。」
??「何が信じられないの?エクスハート。」

その場所に、ばれない様に監視を続けるエクスハートと、あと1人。
茶色の髪に、若葉を思わせる黄緑の瞳。

エクス「本当に、あの方は主の契約者『だった』んですか?」
サクラ「え…『だった』って…どう言う事?もう契約って解けちゃってるの?」
エクス「えぇ…、知らなかったんですか?」
サクラ「し、知らないよ…何時解けたの?」
エクス「2年前のFFI決勝戦の日です。主があの方の右眼を血で縦に線を1本入れたはずですが…。」
サクラ「!!」

忘れもしない、ジュリアが世界中で『死んだと認識された』日だ。
あの日、確かに彼女は線を1本入れていた。
マークの右眼に。“蒼薔薇開眼”で、変色していた方の眼に。


「…残念だなぁ…、みんなジュリアとの付き合いは短くないはずなのに…誰も分かってくれないなんて。」

それだけ言って、サクラは姿を消した。
エクスハートはそのまま監視を続ける。

「確かに…、残念でなりませんね。」








リサ「兎に角!『紅の国王』は破壊活動を続ける!!邪魔はするなよ。」
ジュレール「分かったわ。勝手になさい。」

『紅の国王』はその場から姿を消し、蒼薔薇だけが残った。

アリス「ジュレール様…。」
ナタリア「本当に邪魔をしないんですか?」
ジュレール「まさか。リサは『私に』邪魔をするなと言ったでしょう?だったら、私の『妹』にさせるだけよ。」


 「ねぇ?私の妹、『天空の使徒』ギュエール。」










第27話 終わり