二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達2 ( No.509 )
日時: 2011/09/04 18:48
名前: 薔薇結晶 (ID: z1wpqE.E)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

第28話 「3人目の女神の目覚め」










 「韓国?」

あの後、フィディオによって見つけられたエクスハートは、ジュレールからの伝言を彼らに伝えた。

フィディオ「何で韓国なんだ?」
エクス「存じませんが、我が主からの伝言です。」

もしかして、と誰かが口を開いた。
通称『龍を操る者』、チェ・チャンスウだ。

チャンスウ「キム・スーランは元を言えば韓国の弓道選手です。出身国で、と言う意味であり得るのでは?」
円堂「なぁ。」
アフロディ「どうしたんだい?円堂君。」
円堂「きゅうどう…って何だ?」

ガクッと、その場のほぼ全員がずっこける。
海外の選手は、本気で言ってるのかと言う顔で。

風丸「え、円堂。弓道は弓だ。矢で的の真ん中を射抜くヤツだ。」
円堂「……あぁ!あのアーチェリーみたいな!」
アフロディ「ちょっと弓が違うけどね。」

本気だったのか、と言う表情で苦笑い。
年下である虎丸も「円堂さん…」と苦笑いする他ない。

エクス「まぁ…韓国で『緑の狩人』がお待ちしてますので、必ずお越しくださいね。」

と、エクスハートまで苦笑いを浮かべながら窓を開けて、飛び降りた。
雷門中本校舎、3階から。

円堂「っておい!!此処3階だぞッ!!!」

円堂が叫んで窓の外を覗き込んだ。
そのあと10秒ほどキョロキョロして、そして窓を閉めた。

豪炎寺「円堂、あいつは…。」
円堂「…居なかった。何処にも。」

全員が驚愕の表情を浮かべる。

鬼道「本当に、居なかったんだな?」
円堂「あぁ、マジで居なかった。」



エクスハートは屋上に居た。
持っていたパラソルを開いて、空気抵抗を上手く扱い、屋上に飛んでいたのだ。
(マイメロみたいにね)
風に当たりながらのんびりしていた、その時。ぴくりと体が動いた。

「…まずい、そろそろ『宇宙の女神』が……。」










「3人目…!」

誰かが、口を開いた。
ハスキーな声。女性のようだ。

??「ララッ、」
ララ「ルル、イア・スペースだわ!」
??「そうか…、まずいね。スーランにとってはかなり好条件がそろってきた。」
ルル「ロロ?」

女が2人、男(少年)が1人。
彼らの名前は時紡。

ロロ「『リトル・クラウン』が『緑の狩人』と接触するのは森の中のグラウンド。しかも目覚めた女神が『宇宙』だとしたら…。」
ルル「そっか、“ギャラクシー・アロー”を使うスーランにはかつてないほどの良い条件が揃ったと。」
ロロ「そう言う事さ。まずい理由は分かってくれたかな。」

「ジュレールに伝えに行こう、『天空の使徒』でも人間の中で暮らしてきた彼女が気付くには安易な事じゃない。」










第28話 終わり