二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達2 ( No.51 )
日時: 2011/01/02 07:43
名前: 薔薇結晶 (ID: 46ePLi3X)

第68話 「ミーシャの正体」



ミーシャと将棋をしていて、時間を忘れていたジュリア。
食堂の扉があいて、少し驚いた。

マリ「ジュリア…?」
ジュリア「おはよう、マリ。」
マリ「いつ帰ってきたの?」
ジュリア「…数時間前よ。」
マリ「えっ、その包帯どうしたの?」

するとジュリアは拳銃を構えた振りをする。

ジュリア「バンッ、って撃たれたわ。」
マリ「治療は誰が?」
ミーシャ「私だよ!」
マリ「誰?ジュリアの妹?」
ジュリア「私の妹ではないわ。」
マリ「初めまして、私はマリ。」
ミーシャ「私はミーシャって言うんだ!」


<<ガチャ>>
と、再び扉があいた。
食堂に入ってきたのは…

ミーシャ「お兄ちゃん!」
マーク「なっ、ミーシャ…!?」

マリ「もしかして…。」
ジュリア「ミーシャはマークの妹よ。」
マリ「やっぱり…。」

と、マリは苦笑い。
よく見たら特徴が一致するのだ。
黄土色の髪、エメラルドの目。
だがミーシャは、極度のブラコンである。
マーク曰く、「迷惑な子供」らしい。

マーク「…何で居るんだ、お前は。」
ミーシャ「お姉ちゃんだよ、お姉ちゃんの手当てしに来て、遊んでた。」
マーク「! ジュリア!!」
ジュリア「グーテンモルゲン、マーク。」
マーク「手当てって、何処を?」
ジュリア「右肩。正確には右腕。」
マーク「また右か…。昨日の銃声と何か関係あるのか?」
ジュリア「えぇ、大有りよ。だって、大量の銃は私を狙ってたんだから。」
マーク「なっ、お前…。よく生きてるな…。」
ジュリア「実際死んでたりするかもしれないわよ?」

と、冗談混じりに言ってみる。
もちろん冗談。
ジュリアはスッと立ち上がり、そして食堂を出ようとする。

マーク「どこに行く気だ、医者以外なら止めるぞ。」
ジュリア「止めないで頂戴。私はこれから親族会議があるの。エントランスエリアのホテルでね。」
マリ「えっ、親族会議…?」
ミーシャ「お姉ちゃんは優峰財閥の跡継ぎだから…。」
ジュリア「夜の7時くらいまでには帰る予定よ。」

そう言うと食堂を出た。


10分後、正装をして食堂に戻ってきた。

マーク「今すぐに行くんじゃないんだな。」
ジュリア「あと30分後に牡丹が迎えに来るわ。多分一兄を乗っけてね。」

そう言うと読書を始めた。

ミーシャ「何読んでるの?」
ジュリア「化物語。」
ミーシャ「何それ。」
ジュリア「ジャパンエリアの本屋に売ってあったの。刀語のとなりにね。」
ミーシャ「ん〜?…ん〜、んー…。……………………分かんないや。」


第68話 終わり