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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 桜の図書館 〜イナズマイレブン〜 ( No.38 )
- 日時: 2011/01/02 14:57
- 名前: さくら (ID: sNU/fhM0)
☆『伝説の魔法戦士物語』
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東西の小さな村、“セリドール”。
風が砂を切り、砂埃が辺りを舞う。
その砂漠の村は、見事に崩壊していた。
ある、二人の少女の手によって———・・・・・・。
「ふふっ。無様ね。村の人々総出で向かってきたのに、二分ぽっちでこの有様なんて、」
『はぁ、少しは強いかなって思ったけど、全くの勘違いだったみたい。ね、ジュリア。』
「えぇ。サクラ。」
荒れた地に、二人の少女を中心に、円を作るようにしてこの村の人々が血だらけで倒れていた。
すると、一人の男性の手が、ピクッ、っと動いた。
ほんの少しだったが、これを彼女等が見過ごす訳がない。
『あ、まだ息の根が止まって無い奴が居た。』
サクラはその男性の下へ歩き出す。
そして、男性の耳元へ顔を近づけると、こう呟いた。
——『“ごめんなさい”』——
と呟いた。そしてその瞬間。
サクラの顔にビッ!!っと血が飛びついた。
此処は戦場。東西の小さな村。この少女等の手によって、地図から消えて無くなった———。
「“セリドール”も消えたわね。軍は後どれ位の町や村、そして王国を消すのかしら、」
『うん。ちょっとジュリア、耳貸して?』
“ええ、”と言い、私に耳を近づけた。
『ジュリア、 。』
「何ですってっ!?」
ジュリアは珍しく、驚いた表情を見せ、辺りを見渡した。
———『さっき、軍が私達を監視してた。』———
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