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『ごちゃごちゃ。』




「…まったく、何で毎度毎度遅れてくるのかなァ、美紀ちゃんは。」
「ですね、今日なんか10分も遅れて来たし。わたし喉乾いた。」


結局二人は約束の時間になってもやって来ない美紀に痺れを切らし、イライラオーラを放ちながら待っていた。


「…だから、それについては謝ってんじゃん。つーか喉乾いたのならそこの自販機でジュース買えや。」


ねちねちとうるさい二人に反論する美紀。


「えー、奢っｔ「絶対に嫌だね！」…即答！？ってか別に良いじゃんか！」

「るせ、俺の金だ。」


そんな優子と美紀のやり取りを見ていた理帆。お腹に手をやり、


「うちはお腹減ったなァ…美紀ちゃんが待たせるから。」


何故か美紀のせいにする。


「いや、俺関係なくない！？…てか早く行こうぜ理帆ちゃん家。きっとジュースくらい出してもらえんだろ。」


少し機嫌を悪くした美紀はそれから押し黙ってしまった。



「あ、そうか！じゃ、案内してよ理帆ちゃん。」

「はーい。」


しかしそんな事は、日常茶飯事。全く気にしない二人だった。