二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 稲妻短編集【十人十色】 ( No.5 )
日時: 2011/03/02 18:16
名前: MiNi ◆L/NsWzLsGs (ID: AHLqKRWO)

んぢゃ、短編書きます^^



*初めまして。そしてよろしく。*



「初めまして。」


子供にしては大人びた声で誰かが声を掛けてきた。

お日様園—ここは孤児院。俺も孤児の1人。

どうして捨てられたのはか分からない。きっと、俺の存在が気に食わない両親がここに預けたのだろう。

親の顔なんて分からない。赤ん坊の時みたいだから覚えてる訳がない。


「ねぇ、どうして無視するの?」


さっき声を掛けてきた奴が俺の顔を覗きながら聞く。

知らないのに話しかけてくるなよ。心の奥でそう思った。

俺は聞こえないふりをして砂遊びをする。今は大きな山を作ろうとしている。


「1人で楽しいの?」


急に冷めた声で奴は言い、俺はその言葉に反応して奴の顔を見る。

俺と同じ位の歳の子で、銀髪っぽい髪をしてる。目は透き通った水色。奴は不思議なオーラを出している。

奴は無表情で俺にスコップを渡す。これで一緒にトンネルを作ろうって事か?

奴は勝手にトンネル掘りを始めていた。遅れないように俺も無言で掘る。


「名前は?」


奴にそう聞くと小さく口を開き答える。


「涼野 風介。君は?」

「南雲 晴矢。」


風介は頷き涼しげな笑顔を見せる。その笑顔はとても風介らしいと思った。


「そういえばまだ言ってなかったな。」


俺がそう呟くと不思議そうに俺の顔を見る風介。

一見無表情な気がするが、どこか微笑んでいた。風介の顔で俺も笑顔になる。


「よろしくな。」


そう呟いてトンネル掘りをする俺達だった。



終わり

うわーうわー。
初なのにこんな駄文。
スルーOKっす(^^)b