二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 星のカービィ 運命の車輪 ( No.119 )
日時: 2011/04/09 14:22
名前: 満月の瞳 ◆zkm/uTCmMs (ID: A2bmpvWQ)

「何をそんなに焦ってるの!?」

ガン!ガン!ガ!

「あんたには関係ない!!」

ガン!キン!ガガガ!

「関係あるよ!ドロッチェの狙っている秘宝は!ボクたちの大切なものなんだ!!そこんまでして手に入れて!何をするつもりなんだ!」

「力が欲しいんだ!!」

カカカカカカカカカ!!キンキンキンキン!!

「もっともっと強くならないといけないんだ!もっともっと強くならないといけないんだ!!」

「らあ!!…!…どうして!どうしてそんなに望んでるの!?」

「力が…必要なんだ!!」

ガガガガ!!ガキン!!

「なんで!?何のための力なの!?」

「…守りたいものがあるんだ!守らねえといけないんだ!!」

ピュン!ピュン!カカカカカカ!!

「守りたいもの!?」

「関係ない!あんたには関係ない!!」

「じゃあその力のために、星が滅んでもいいの!?」

「嘘をつくなあ!!」

ザザザ!キン!ガガガガ!!

「秘宝を盗ったらポップスターが滅びちゃうんだよ!!」

「ぬかせ!!見え透いた嘘をつくな!」

「(やっぱり未来のことを知らないんだ!)嘘じゃない!!」

「だまれ!!」

ダダダダダダダダダダ!!

「それに!…誰かの物を盗むなんて…間違ってる!間違ってるよ!」

「…うるさい…!」

「ドロッチェは間違ってる!自分を見失っちゃてる!」

「うるさい!!!間違ってなんかいない!あんたに俺達の何がわかる!
!教えてやらないといけないんだ!『お前らはたくさんものを持っている!存在していていいんだ!ゴミ屑なんかじゃない』って!」

「え!?」

「『お前らはここにいて間違ってなんかいない!』って教えてやらないといけないんだ!だから!邪魔をするなああああ!!!」

激戦。
死闘。
正当防衛という言葉は消え失せ、ただ己のための戦い。

止められない、戦い。


☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡

「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!!」

「はっ!」

カンカンカンカンカンカンカンカン!!

「くそ…!いい加減…観念するッチュ!!」

「観念するのはお前だ。もうじき飛び道具もきれるころだろ」

「悟ったように言うんじゃないッチュ!!」

「悟も何も、これは真実の何物でもない」

カン!

「!!」

「チェックメイト…か?それとも王手と言ったほうがよいのか?どとらにしても、飛び道具がなくなった時点でお前の負けだ。飛び道具の海で負けろ」

「…ーっ!」

「まだかかってくるつもりか?」

「はは…ははははははははははははは!」

「…」

「負ける?そんな運命決めてるようなこと言ってんじゃないッチュよ?」

「…」

「運命とか人生とか勝手に決められるの…本当にゆるせないッチュよ?こちとらもう、自由ッチュ」

「…?」

「さあ。飛び道具がなくなったオイラとどう戦うっチュか?かかってくるがいいッチュよ。オイラもお前にかかっていくっチュ」

「…自分から網にかかるつもりか」

「その網をかいくぐり、食い破るのがネズミの本能ってとこッチュよ。策略し、攻略し、侵略する!ドロッチェ団ッチュよ!」

「おもしろい。しかし、そのネズミを逃がさない我々がいる」

「それはどうッチュかぁ?やってみないとわからないッチュよ?いいかげん湖で戦うの疲れてきたから、一撃で決めたいとこッチュ」

「ふふ…それもそうだな」

「かかってくるがいいッチュ!…そうだ…最後にもう一度名乗ってやるっチュ!オイラはドロッチェ団のスピン!プププランドの仮面の騎士よ!遊んでやるッチュ!」

「デデデ城の騎士…否、元銀河騎士団メタナイト!押してまいる!」


勝負は1撃で決まる。



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「この野郎!わしのプププランドをこれ以上あらすなあああああああああ!!」

「そういってるデデデも今ずいぶんと荒らしてるけど!」

「くそおおお!ビリビリ機械め!忌々しい!触れることもかなわんぞい!」

『そりゃなんせ特注品だ』

「いちいち説明しなくていいぞい!!このうんちくジジイめ!」

ピシャアアアアアアアアアン!!!

「きゃあ!卑怯よ!突進しながら雷打ってくるなんて
!」

『卑怯も何も、戦いなんだから仕方ない。そっちが倒れてくれればいい話』

「このクソジジイ!ぶん殴ってやるぞい!」

「あ!ストップ大王!雷の盾に突っ込んだら…!」

「な…ぎゃ…ぎゃあああああああああ!!!」

「大王!!」

『関電するにきまっとる』

「く…ぐぞー…ぜつえんだいがーどもきかんどは…」

「これじゃ防戦一方だよ!!あーもう!大やけどは仕方ないってこと!?」

『さっきのガードはもうきかんぞ』

「じゃあ…!」

『終わり、じゃい。』

「っく…!」

「大王!立って!立つのよ!じゃないと…!」

「ぐう…!」

「(やばい!これじゃあ!)」

バリ…バリリリリリリリ…!

「でかいの撃つつもりだ!!」

「アド…!とりあえずお前だけでも逃げろ…!」

「やだ!大王らしくないよ!絶対いや!大王を置いていけない!」

「うう…わしのプププランド…」

「大王!この星で一番わがままで欲張りな大王はどこに行っちゃたの!?」

『終わりだ!』

「〜…!…でてきて!クラッコ!!」

「!」

『な…!クラッコ!?本物の…!』

ぴっしゃあああああああああああああああん!!!

「良かった…間に合った…!」

「アドレーヌ…まさかあれを描いたのか!?」

「うん。急いで描いたからちょっと歪んでるけどね」

「…なんか弱気になった自分が馬鹿みたいぞい」

「じゃあ気を取り直していくわよ!」

『く…!なんてパワーだ!』

「じゃあこっからは、この星で一番わがままで欲張りな大王の逆襲と行こうかぞい?やけどはもう、怪我としてみないぞい!」


召喚された、クラッコ。
本気モードのデデデ。
決着は…。