二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 星のカービィ 運命の車輪 ( No.130 )
日時: 2011/04/13 19:04
名前: 満月の瞳 ◆zkm/uTCmMs (ID: A2bmpvWQ)

☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡

ずっとずっと大切でした。
ずっとずっと大好きでした。
ずっとずっと信じていました。
ずっとずっと守ります。

ずっとずっと…


ずっと…


☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡


ガシャアアアアアアアアアアアアアン!!!

けたたましい音とともに、メカクラッコというロボットがその存在を消去するかのように、崩壊した。


「すまない…ドロッチェ…」


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カーーーーーーーーーーーーーン!!

金属音が交差するとともに、ありとあらゆる全てが崩落するように、湖にスピンが水をはねさせて、崩れ落ちる。

「ごめんなさい…団長…」

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それで…もう十分だった。

「あ…」

ボロボロのドロッチェ。
団長。
まだ崩れない。
まだ壊れない。
まだ落ちない。
仲間は
倒れた。
やられた。


「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!!」

言葉にも、叫び声にも、悲鳴にもならない激昂が響き渡る。

「!?ドロッチェ!?」

カービィがその衝撃に思わず声をもらす。
傷だらけだった。
カービィもアドレーヌもメタナイトもデデデも…ドロッチェも。
一撃で終わらせたメタナイト。
とっさの作戦で勝利した、アドレーヌとデデデ。
カービィはまだ、どちらでもない。

「ーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!」

あまりの出来事。
仲間がやられた。
仲間が倒れた。
仲間が…崩れた。

ゆるしがたい、現実。
運命。

ドロッチェはとてつもない形相で、圧倒的なオーラで、カービィに突撃していった。

「うあああああ!!!」

カービィは杖による打撃攻撃をモロにくらい、湖の上空に弾き飛ばされる。

「かはっ!」

威力が、ドロッチェが我を忘れているせいか、桁違いだった。
吐き出すように血が飛び散る。

「まずい!皆!カービィを守れ!」

ところどころに突き刺さった手裏剣にさえ目もくれず、メタナイトはやけどをおったアドレーヌとデデデに叫ぶように言い放つ。

「わかってるぞおおおおおおおおおおおおおい!!!」

やけどなんてもう、怪我として見ていない。
それが今のデデデ。
ハンマーをあらんかぎりの力で掲げ、カービィたちの方向に走る。

「アドレーヌ!今こそあの作戦だ!!準備しろ!」

「わかってる!!」

雷撃のせいで黒ずんだキャンバスを、疲れ果てた体で支え、決心したような表情を浮かべ、持った筆を紙上に滑らせる。