二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 星のカービィ 運命の車輪 ( No.8 )
- 日時: 2011/03/23 15:45
- 名前: 月兎 (ID: A2bmpvWQ)
第2章 白色の夢
あれ?ここはどこ?
ここは君の夢だよ。ただちょっといつもと違うけどね。
違うって?・・・ていうかボク・・・・夢の中にいるの?
そうだよ。君は今眠っていて、夢を見ているんだ。
そうなんだ。ボク、夢の中でこれは夢ってわかったの初めて。
そういうことを覚醒夢っていうよね。
?そうなの・・・・この夢は真っ白だね。一面の真っ白。
君の夢だもの。
ボクの色?夢には色があるの?
うん。夢は心の内側の鏡だもの。
鏡・・・・。
そう。鏡。
ねえ。
なに?
君は誰?さっきから声しか聞こえないんだけど・・・・。
ふふふ・・・・じゃあ、今君が一番会いたい人を呼んで。
一番会いたい人・・・?
さあ、誰?
マルク。マルクに会いたい。
どうして?
わからない。でも、ボクはマルクに会いたい。
どうして?君が本当に会いたいのは、メタナイト卿やデデデ大王、
グリルやドロシア、フームやブンヤトッコリ、アドレーヌやリボン
や他の人かもしれないよ?
ううん。ボクその人たちならいつでも会えるもの。
マルクとは会えないの?
・・・・・。
わかった。マルクだね。
・・・・・。
・・・・・。
・・・・・。
・・・・・。
・・・・・。
・・・なんて顔してるのサ。カービィ。
マル・・・・ク。
ひさしぶりなのサ。銀河での戦い以来サ。
やっと・・・会えた。
!・・・・なんでお前が泣くのサ。
よかった・・・生きてたんだね・・・。
ぼくがそう簡単に死ぬと思ったのか?まあ死にかけたけど。
・・・あの時、意地でもポップスターに連れてくれば良かった。
ポップスター・・・・か。
ここは夢・・・じゃあマルクも今眠ってるの?
まあね。ぼくの魔力は戦いでほとんど失われてしまったから、眠っ ていないとね。
そっか・・・・。
この夢は・・・誰かの魔法で構築されてるのサ。
え・・・。
よっぽどお前に伝えたいことがあるんだね。
誰が・・・・?
・・・ぼくのフルパワーの時の魔力よりも強い・・・こりゃただも のじゃないのサ。
魔力ってことは・・・魔法使い?
そうでもないのサ。魔法使いじゃなくたって魔力を持っているのは
腐るほどいるのサ。
そうなんだ・・・。
ホントお馬鹿さんだねぇ。あーあ、どうしてぼくはこいつなんかに 負けたんだろ。
・・・・・。
まあ、時間がないから、ぼくが伝えるべきことを伝えるのサ。
伝えるべきこと?
この術者はお前に伝えることがあるみたいなのサ。で、ぼくがその
伝言を伝えるべきもの。
だから誰かを呼び出したんだ。
そういうことサ。じゃあ伝える。「もうすぐこのプププランドは今 まで史上最大の危機に陥る。その危機からプププランドを守ってほ しい」以上。
最大の危機!?
はー・・・ぼくの事件は最大の危機ではなかったのかー。
マルク!どういうこと?
知らないのサ。ぼくが伝えられることは全部伝えたのサ。
危機がくるならなんかあるじゃん!
なんか?
ほら!この危機を止める方法・・・とか・・・。
だからあれだけだって・・・・。
そんな・・・。
・・・・・・・。
でも・・・・最大の危機ってなんだろう・・・・・。
・・・・・・・。
マルク?
・・・・・いや、ぼくの行動は失敗だったのかなって・・・。
・・・・・・。
!だから・・・なんでお前が泣くのサ・・・。
ごめんね・・・・。ごめんねマルク・・・。
はあ?
君のこと・・・助けられなかった・・・・。
それは・・・!お・・・お前には関係ないのサ!
・・・・・・・・。
だっ・・!ぼ・・・・ぼくは・・・自分のした行動は間違ってたっ て思ってるのサ・・・・!
え・・・?
だからっ!ぼくは自分のした行動が間違ってたて思ってるのサ!
・・・・・・・。
いちいち泣くのはやめるのサ!ぼくは別にもうお前のこと恨んでも ないし憎んでもない!
・・・・・・・。
もう!お前のそういうお人よしのとこ大嫌いなのサ!
・・・・・・よかった。
?なんなのサ・・・・
ボク、ずっと怖かった・・・。マルクに恨まれてるんじゃないかと思って・・・。
・・・!
よかった。よかった・・・。
ううううれし泣きもやめろー!気持ち悪いのサ!とにかく!伝える べきことは伝えたのサ!さ・・・さいなら!
待って!
なんなのサー!しつこい!なんなのサそのしつこさは!
大好きだよ・・・・!マルク・・・!
・・・!
マルク!ポップスターにいつでも来てね!ボク・・待ってるから!
・・・・・・・・。
マルクはボクの大切な友達だよ!ずっとずっと!
・・・友達・・・か・・・・。
うん!
お前の強さは・・・そこか・・・。
?
そうだったのか・・・・サ。
あ!言い忘れた!ポップスターにこれなかったらボク迎えに行くから!
・・・・・・。
行くからね!
・・・・お・・・・。
へ?
お前のそういうとこは・・・嫌いじゃない・・・のサ。
エヘヘ♪ありがとう。
・・・じゃあ大好きっていうくらいなんだから、一線を超えない程 度の愛の言葉でも考えていてほしいのサ!
一線?
お前の知らないことだよ!バーカ!
そうなのー?
そうサ!
エヘヘー♪
ホント気持ち悪いな・・・お前は。
カービィ。
消える前に一言。
死ぬなよ。
お前はぼくが殺すんだからな。
あともう一言。
「 」には気をつけるのサ。
なに?
なに?
マルク?
聞こえない。
聞こえないよ・・・・・。
「 」って・・・・・?