二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜 ( No.477 )
日時: 2011/12/27 21:41
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 九十六話「消えない輝き」

風丸の胸のあたりに紫色の光
「あ、あれは!エイリア石!?」
「アレは研究所とともに破壊されたはずだが…」
その場を二つに割るように一個のボールが飛んできた
ボールが飛んできた方向には二つの人影

「まったく、連絡がつかないと思ったら…こんな事になってたなんて」
「見つけたわ。研崎、貴方ね。研究所を爆発させたのは」
そこにいたのは
そらとかがりだった

「そうですよ。エイリア石を私だけの物にするために」
「馬鹿げてる」
「そうですか?エイリア石の本当の素晴らしさ、それをわかっていない…そして、私は最高のハイソルジャーを作り上げた」

「それが…一朗太達…」
「そうです。それがダークエンペラーズ!」
そらは力強く研崎を睨む
「おや、星宮さん。納得いきませんでしたか?」
「あら、今の説明で納得つく人がいるの?」
そらは挑発するように、笑う
「…なら星宮さん。貴方がこちらに来る、というのはどうです?」
「!!!」
「お前、何を言ってるっ!??」
かがりが叫ぶ
「冗談などではありません。星宮さん、貴方の力は素晴らしい。貴方がこちらに来るというのなら彼等は解放しましょう」
それにそらは驚いたが
「…嫌」
一言、断った
「私がそっちに行ってもその馬鹿達返してくれないでしょう」
「そうよね…返してくれないでしょうね…それを信じるほうが馬鹿げてる」
かがりが冷めた声で言う

「…一朗太の馬鹿。そんな偽り何ていらないわよ」
そらは続ける
「なんで、まだ逃げてるの…何から逃げてるのっ!!!」

「星の輝きは消えた」
風丸は小さく言う
「…消えてない………消えてないっ!!!」
そらは声を張り上げる
「私達は星とは違うのっ!諦めなければいくらでも何度でも輝く事が出きる!!今は…小さくなっているだけ。
閉じこもっているだけ…私達自身の輝きは…絶対に消えない!!!」
そらは強く言い放った


風丸はそらの横は通りすぎ
「!」
円堂の前に来た
「サッカーやろうぜ。円堂」

「嫌だ、こんな状態でお前達と試合なんて…」
「…試合を断ればどうなるかお教えしましょう。はず手始めに雷門中を破壊します」
染岡の足元のはボールが
「ヤメロ!染岡っ!!」

「分かったでしょう。貴方達に選択肢はない」
研崎が言う


「やりましょう。円堂君、試合を…」
そらが言う
「そら?だけど…!」
円堂がそらを見るとそらは小さく震えていた
今にも泣き出しそうなのにそれを我慢し強気でいる表情

「分かった。やろう!!」

「円堂、人間の努力には限界がある事を教えてやる」



「…皆、試合をして一朗太達の目を覚まして…」
「ああ、皆、一緒に頑張ってきた仲間だ。だから、エイリア石に何か潰されるはずないんだ!仲間をいつまでも仲間だ!!」

「忘れてるだけ…見失っているだけ。皆、思い出してよ…ねぇ、一朗太」
そらは誰にも聞こえないような弱々しい声でそう言った