二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ●゜+——— 風船ジャック 【3Z銀魂】 ( No.17 )
- 日時: 2011/10/10 18:30
- 名前: 帽子屋 ◆8ylehYWRbg (ID: vtamjoJM)
●゜+——— ニ
職員会議を忘れてた銀ちゃんは、結局私を学校まで送ってくれなかった。
まぁ今日は朝ごはん食べさせてくれたから不問にしてやるが、2度目は許さん。
2度目が起きたときの罰ゲームを考えている内に、学校前の坂を登っていた。我ながらビックリ。
さっさと教室行って二度寝しよう。眠たい。
「葎」
あ、そういや私今日日直じゃね? ……いいかザキ君に頼めば。頼むザキ君。
「おい葎!」
あ、理科のレポート忘れた気がする。やべー持ってきたっけな、源外先生五月蝿いんだよなー宿題提出に関して……
「りィィつゥゥゥ!!」
『うるっさいな聞こえてるよ! 朝からそんな大きい声出すなよトシ君眼球飛び出てるよ?』
「聞こえてんなら返事しろや! つか飛び出てねぇし収まってるし!」
朝から瞳孔かっ開かせながら大声で怒鳴り散らしているのは、幼馴染の土方十四郎君。略してトシ君。
小学校から今までずっと同じ学校&学区&クラスというもう運命の糸というか鎖で繋がっていると言ってもいいくらいずっと一緒に居る。
「俺が何度呼びかけたと思ってんだお前!?」
『怒鳴ったの入れて3回』
「ちげぇよ3か、お、おぉ、正解、じゃねェェェ! 何で分かってて返事しねぇんだよ!」
『トシ君のシャウトが聞きたかった』
「うるせェって言ってただろテメェ!」
もう10年以上一緒に居ればどう扱えば面白いかぐらい分かる。
私は、一日1回はトシ君をいじらないと気が済まなくなってしまった。
さて、1日最初のトシ君いじりが済んだところで。
私はトシ君の制服の袖をぎゅっと掴む。
驚いたらしいトシ君は「ぎょっ」という擬音が似合う顔をした。
『……おはようトシ君』
「……おう」
改めて挨拶すると、トシ君は何故か顔を背けた。
私に挨拶されて嬉しいのか知らないけど、挨拶してくれた人に対してそれは失礼だよ、トシ君。
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