二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

prologue ( No.1 )
日時: 2011/10/06 22:34
名前: 流翠 ◆ZVFXSUXekg (ID: UE6W7gUy)


努力を募らせることで実るモノがある。
心技体を極めることで習得できるモノがある。




————それは「必殺技」。


サッカーをプレイする少年少女達の間には、今や知らない者などいないかもしれない。

ある者は右手を広げ偉大に輝く、巨大な手を出現させてゴールを守り、
ある者は空を目掛けて跳びながら、炎を纏ってボールを蹴り、
ある者は疾風の速度で走り、相手を眩ませ、
ある者は旋風の如く、回転の冷気で相手を氷漬けにする。




————これは全て、その「必殺技」の一部である。


空に瞬く星々の数のサッカープレイヤーだけ、必殺技は存在する。
それは決して忘れることのない、消えることのない存在。




————なのだろうか?


“もしも”の矛盾が無くなり、プレイヤーは必殺技が使えなくなるとき、
一体どうするのだろうか?






これは、必殺技が使えなくなった少年達の話である。