二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ととモノ。】鬼畜生徒のテキスト ( No.12 )
日時: 2012/02/12 12:32
名前: 獅子桜 俺 ◆zuYkW5SYP6 (ID: TjCRtQ22)

【七時限目 小さな事でも怒ります。】
「まさか仕留め損ねていたか……」

ゼロムはベーゼを睨み、舌打ちした。

「貴様……あの時、我が吐血した瞬間に胸を貫きおって……」
「あぁ? テメェが病弱なのが悪いんじゃねぇか。 俺は俺の足手まといになる奴は即刻還すタイプなんだよ」
「足手まといだと……?」

ゼロムの言葉に、ベーゼは怒りの感情を見せた。

「貴様はいつもそうだったな……まだ我等が幼き頃でも、我が本ばかし読み漁っていたが故に置いていったり……」
「アンタが悪いな」
「洞窟内で我が迷ったが故に入り口を封鎖してどっか往ったり……『ミナツキ』が来なかったら死んでおったぞ……」
「アンタが迷ったのが悪いな」
「『ウボラ』に食われていた時、貴様は暢気に我が『ウボラ』に食われている絵をスケッチしていたな……」
「アンタが前に出たのが悪い」
「貴様はぁっ!」

ベーゼは声を荒げ、ゼロムに言った。

「どれもこれも、貴様が本の山があるだの洞窟往こうだの花でも育ててみようなどと言ったからであろうがっ!」
「スマン、根本的なことからテメェが悪いと思うんですが?」

ベーゼが怒っているが、ゼロムは詫び入れる気が無い。

「貴様の御託は聞き飽きた! この場で貴様を殺す!」
「良いだろう! この俺の実力を見て泣き出すんじゃねぇぞ貧弱モヤシっ子ぉっ!」

ベーゼの前にバドネークSとザジャンSが立ち、ゼロムは右手にロンギヌス、左手にガランティーンを構えた——